願いの誤解

目を開けるとそこは森の中だった。


どういうこと?


そういえば最後に暁が何かを言っていたような...。


全てが消えてしまう...?


もしかして、シウは何もいらないを


何もかもいらない。


存在が消えればいいって解釈したってこと?


じゃあ慧やイルム達にももう会えないの?


もしかして私、


相当やばいことしちゃった感じ?


「どうしようこれから...」


その時、


「どうしたの?」


と後ろで声がし、


振り返るとそこには青い目で茶髪の男の子が


立っていた。


私はとりあえず、状況を説明した。


なんとなくこの子は


危険じゃないと思ったからだ。


「なるほど...」


「とりあえず、君はそこに帰りたいの?」


「うん」


「じゃあ着いてきて」


そう言いながらその子は私の腕を引いて


どこかに向かった。




「君、名前は?」


「私は未唯です」


「分かった。僕はカイ」


「よろしくね」


「ぇ...あ、よろしく..」

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