第10話 ちょっぴり不可思議な水中生物

歩いていくうちに色んな生き物が見れた。


小魚とか亀とか。


でも何だかおかしいんだよね..。


そんなことを思っていると近くにクラゲが居た。


少し灯りを持っているクラゲ。


私がクラゲをジロジロ見ていたせいか、


「それは灯しのクラゲだよ」


「こうやってつつくと、明るさが調節出来るんだ」


そう言いながら空くんはクラゲをつつく。


クラゲの灯りは徐々に死んでいく。


楽しそう..。


そう思い、私もつついてみた。


プニプニしていてなんだか落ち着く...。


「あ、月それ..」


そう空くんが言ったのと同時に、


クラゲが爆発した。


私が驚いて目を丸くしていると、


「説明し忘れてたね、ごめん」


「つつきすぎると死んじゃうんだ」


「ぁ、え、そうだったの?」


「ごめんね..」


ドロドロに溶けてしまったクラゲにそう言うが、


案の定反応は無い。


そう。


ここの生き物は少しおかしい。


個体によっては少しどころじゃないのも


居るけど...

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