第4話 窓の外の疑い
「今日遅かったじゃん、どしたん?」
「いやそれがさ..」
肩を上下しながら友達に空くんの話をした。
「引越して来たお隣さんが昨日線路内で電車に轢かれたように見えた。ね...」
「頭おかしいんじゃない?」
「いや本当だってば!!」
「しかも朝になるとクジラの声聞こえるし..」
「なんかの病気なんじゃないの〜?」
「一旦病院行ったら?」
今日もまたあの線路を通る。
今日も居たらどうしよう...。
そんなことを考えながら線路に向かう。
が、空くんは居なかった。
やっぱり私、幻覚見てたのかな..。
そう思いながら家に着くも、
やっぱり空くんのことが気になる。
ふと、自分の部屋から外を見ると
誰かが歩いている姿が見えた。
凝視してみると、正体は空くんだった。
なんでこんな時間に空くんが?
しかもパジャマのような姿だ。
何か用事があったのかな..。
コンビニとか?
でも近くにコンビニなんてないけど..。
モヤモヤと気になりながらも、
疲れていた私はすぐ眠りに落ちてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます