僕の仕事

シェアハウスに住んでいる僕。

住人とは仲がよく、空き時間にはよく話をする。


みんなは昼夜問わず忙しく働いている。

時間外・休日・不足の事態で突然のヘルプも日常茶飯事。


でも、みんなの顔は、不思議と幸福感に満ちている。


仕事上がりの『お湯』は気持ちがいい。

仕事の後の『お湯』は特に気持ちがいい。

全身を泡に包まれるからだ。

『まさに……至福の時』


最近、『売れっ子』の隣のヤツは、休む時間もなくフル活動。

新入りを伴い仕事に出かける。


スラリと伸びた足と美しいフォルムのあのひとは、日も暮れた『大人の時間』に呼ばれていく。


一番長老のあのひとは、いつもどっしりと構える『オールマイティ』。


僕……

僕の仕事は『ほっこりできますように……』と声をかけたくなる

みんながリラックスできる空間を演出する……仕事かな。


まぁ、時には『泣く』や『怒る』や『感動』の場面に遭遇することもあるけどね……


今日はクリスマスイブ、みんな朝から忙しい。

シェアハウスの仲間は朝早くから出入りを繰り返す。

みんなが次々と仕事にでかけていく。


みんなが徐々に帰ってきて一息ついた頃、僕は遅れて仕事に出かける。


食器棚のガラスのドアが開いた。


さあ、僕の出番だ。

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