CASE 4:冬の吹雪
「やあ!どうやら僕は死んでしまったらしい!そこで君が死因を探してきて欲しいんだ!」
そう言うのはあなたの目の前で死んでいる冬野吹雪君だ。
「さぁさぁ!急いで急いで!早くしないと死因が逃げちゃうよ!」
そう急かすと吹雪君はあなたに血だらけの靴を差し出した。
「さぁさぁ!急いで急いで!早くしないと死因が逃げちゃうよ!」
そう言うと吹雪君は生け垣に頭を突っ込む。
「わぁ!こんなところにあった!」
吹雪君はあなたに血だらけの手袋を差し出した。
「さぁさぁ!急いで急いで!早くしないと死因が逃げちゃうよ!」
そう言うと吹雪君は歩道橋を上った。
「あったあった!これが凶器だよ!」
吹雪君はあなたに血だらけのナイフを差し出した。
「さぁさぁ!急いで急いで!早くしないと死因が逃げちゃうよ!」
そう言うと吹雪君は交番に駆け込んだ。
「早くおいでよ!ここなら安全だよ!」
吹雪君はあなたに血だらけの手を差し出した。
「ありがとう親友!お陰で全部見つけられたよ!」
犯人は直ぐに見付かった。
真実を知ったあなたは背筋が凍る思いだった。
春夏秋冬怪談会 風 @fuu349ari
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