第4話 エピローグ
スピード婚をした意味が分かった。
陽子は妊娠していたそうだ。
陽子の家のおばさんの話だと、邦明が俺の子供だととち狂って文句を言い、DNA検査をしたそうだけど、しっかりと邦明の子だったそうだ。
俺の時にはピルを飲んでいたからな、俺の子の訳が無い。
結局、2人は籍を入れたばかりだったが、そのまま離婚した。
結婚式はなし崩し的に行われなかった。
お腹の子は可愛そうだが中絶する事になったそうだ。
その結果邦明は、離婚の慰謝料、式場のキャンセル代で8桁のお金を払う事になったそうだ。
子供産みたいのに中絶を陽子にさせる為に慰謝料が膨れ上がったようだ。
そのお金は邦明の両親が払うそうだが『子供を作っておきながら無責任な事をして結婚を台無しにした』と言う事で勘当を言い渡されたそうだ。
邦明は会社も辞めてどこかに行ってしまった。
陽子も会社に居づらくなって暫くしてから会社を辞めた。
そして、今は家で引き篭もっているらしい。
俺は陽子に未練はあるが、裏切られた事と他の男の子供を妊娠した事が許せないでいる。
今後どうするかはまだ分からないが、暫くしたら話はしに行くつもりだ。
今後どうするかは俺にも解らない。
FIN
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