君の声は希望の息吹

きいろいの

プロローグ

 ボクはもう死ぬ……

 不運なことにブラッドウルフの群れに襲われた……

 何度も身体を裂かれ、噛み付かれ…もう抵抗する力も残っていない……

 竜人族は頑丈が取り柄だと言われても…ボクは……


「ガルルルルル…」

「グゥォウゥゥ…」


 やっぱりボクは生きちゃいけない…呪われた存在だったのかな………母さん…父さん…ごめんなさい……



「ここにいたか!刺突連撃斬!」

「ッキャイン!!」


 誰かが来た……でももう見えないや……


「大変!この子重症よ!」

「おい!大丈夫か?!」

「近くのむ…で……」

「そう………」




 声も聞こえなくなってきた……

 …………長い暗闇に包まれながら眠った。

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