カクヨムキャンディーズにカクヨムから試験通知が来た!
永嶋良一
第1話
カクヨムキャンディーズの星都ハナス、楠瀬スミレ、この美のこは仲良しだ。いつも3人が集まって、カクヨムに投稿する小説を執筆している。今日も3人は、ハナスの家に集まって、パソコンやスマホを出して執筆に励んでいた。
ハナス「あれっ、スミレちゃん、のこちゃん。カクヨムの編集部から、私にメールが来てるわよ。メールのタイトルは『カクヨムキャンディーズへ、重要なお知らせです』だって・・・」
スミレ「えっ、ホント? 私たちに重要なお知らせ? 何かなぁ? ハナスちゃん、メールを開いてみてよ」
のこ 「重要なお知らせ! こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「のこちゃん。屁をこかないの!」
スミレ「重要なお知らせって・・・『カクヨムの紙面で、これ以上、屁をこかないようにしてください』ってことじゃないだろうね」
のこ 「えっ、じゃあ、もう私たち、屁がこけなくなるの! こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「のこちゃん。屁はやめなさい!」
のこ 「めんご、めんご。で、ハナスちゃん、どんなメールなの?」
ハナス「え~とぉ、いい、読むわよ・・・
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この度、カクヨムでは、定期的に作者の中から何人かを抽出し、作者としての適正試験を行うことを決定しました。この試験に合格した場合は、従来通りカクヨムで執筆活動を続けることが出来ますが、不合格の場合、あるいは、この試験を受けなかった場合は、カクヨム作家として不適格と判断し、過去の作品を全て削除することになります。
そして、第一回試験の対象者として、貴殿たち3名、すなわち、星都ハナス殿、楠瀬スミレ殿、この美のこ殿が選ばれました。
試験の課題は、3名の連名で本日午後6時までに10万字以上の新規な小説を執筆し、カクヨムに投稿することです。尚、以下の行為は禁止されていますので、以下を行った場合は、即時、不合格の判定となります。
(1)過去、カクヨムを含む小説投稿サイトに投稿した小説を再投稿すること。
(2)過去の小説や他人の作品を改稿して、新たな作品として投稿すること。
(3)その他、不正と認められる行為。
では、貴殿たちの健闘を祈ります。
カクヨム編集部 おちゃま
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ですって・・・え~、なにこれぇ?」
スミレ「てか・・おちゃまさんって、カクヨム編集部の人だったのぉ?」
のこ 「カクヨム編集部の人間が一般作家の振りをして、スパイとして作家の中に紛れ込んで・・・作家としての不適格者はいないかって調べてるという話を聞いたことがありますわ」
ハナス「どへええええ。じゃあ、おちゃまさんは、カクヨム編集部が送り込んだスパイだったのね! こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
スミレ「そう言えば・・・この前、おちゃまさんが近況ノートにさ、『カクヨムにアクセスできなくなった。誰かいい方法を知ってるかぁ?』って載せてたんだよ。で、それに、かごのぼっち様という、それはそれは立派な超有名作家さんと、永嶋良一っていうアホバカド変態作家が返事を送ったんだけどさ・・・ここだけの話だけど・・・それから、かごのぼっち様とアホバカ永嶋良一が、カクヨムから消されることになったって噂だよ」
のこ 「どへええええ。じゃあ、二人は編集部に不適格と判断されたんですね。そして、不適格となると・・本当に消されるんだぁ! て、いうことは、ハナスちゃんのメールも本当なんですわ。私たち、今日の午後6時までに、10万字の新作をアップしないと・・・私たちも不適格者と判定されて、本当に消されてしまうんですわ。こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「のこちゃん。屁をこいてる場合ではないわよ。午後6時といったら、あと、3時間しかないのよ!」
スミレ「じゃあ、3時間以内に10万字以上の新作を創らないといけないわけ! いくら私たちが天才作家でも、そんなの不可能じゃん!」
のこ 「どうしたらいいんでしょう? こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
ハナス「う~ん。これって・・・カクヨムキャンディーズ、最大の危機ね!」
(つづく)
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