恋愛相談をしたら妹と幼馴染が急に迫ってくるようになった
高海クロ
プロローグ
俺、
俺のことについてほかに述べるとすれば、兄想いでかわいい双子の妹がいることと、世話焼きな優しい幼馴染がいることと……。それからこれは、諸君らの中に例えば学校でトイレの個室に入ったやつを馬鹿にするような幼稚な精神性のやつがいないことと信じて白状するが――もしいるのなら今すぐ回れ右してYouTubeのコメント欄で下らん煽り合いでもしててくれ――俺には好きな人がいる。
でもまあ好きとまではいかなくても、気になる女子の一人や二人くらい思春期男子なら当たり前にいるものだろう。凡庸たる俺も、例に漏れずそんな女子がいるってだけの話だ。
俺の好きな相手――
しかし俺が彼女に惚れこむのはそんな単純な見た目なんかじゃない。先ほど俺は自分を「平凡な」と形容したが、実はクラスでの存在感は平凡を下回って「希薄」だったりする。しかし彼女は、そんな日陰者の俺にさえ分け隔てなく接してくれる、まるで女神のような少女なのだ。つまり俺はそんな彼女の優しさに惹かれたのであって――いや、まあこの話はいいんだ。
結局事の発端は、そんな彼女への憧憬というか、恋慕というか、まあそんなものが昂った結果とってしまった俺の行動に起因するものだった。
――――――――――――――――――
新作です。
明日8:00にもう一話投稿し、以降は隔日8:00に投稿予定です。
暇なときに読んでやってくださいね。
次の更新予定
2024年12月21日 08:00
恋愛相談をしたら妹と幼馴染が急に迫ってくるようになった 高海クロ @ktakami
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