コーヒー牛乳

第1話

　午後、コーヒー牛乳を温めて飲んでいた。

　パソコンの作業が一通り終わっていた。午前中の筋トレと踏み台昇降運動が効いたせいか眠気が襲ってきて、パソコンに向かい、マウスを手にしたまま、うつらうつらしていると、ガシャンと音が鳴り、目が覚めた。盛大にテーブルにカップを倒してコーヒー牛乳をぶちかましてしまっていた。慌ててテーブル拭きでこする。外付けハードディスクもパソコンの底も、テーブルに置いていたノートにもコーヒー牛乳がしみ入ろうとしていたので、迅速に拭った。一枚では足りないように感じたので、棚から何枚かのテーブル拭きを取って来て茶色がテーブル色に戻るようにした。それでオーケーかと思ったが、テーブルから何とも甘ったるいコーヒー牛乳の香りがするので、テーブル拭きを洗って水拭きをしてから、もう一度乾拭きをした。それでようやく匂いは消えた。久しぶりにやらかした。