第1章:雨夜に影を拾う - 4「影の味、影の匂い」
それからというもの、航は度々カゲの「影喰い」を利用するようになった。
仕事でミスをして上司に軽く叱られた日や、些細なことで取引先と話が噛み合わなかった日など、心に重さを感じるたびにカゲに影を喰わせた。
「おい、影喰わせろよ。お前がモヤモヤしてるとこっちまでムカムカするんだよ。」
カゲはいつものように毒を吐く。
「……悪いな。でも、助かるよ。」
航はそう言いながら、徐々にカゲを「ただの便利な道具」として扱うようになっていった。
月曜の朝、航はいつものように会社のビルへと足を運んでいた。 月曜特有のどんよりした空気がエントランスを包む中、オフィスフロアに到着する。 どこか無表情な同僚たちと軽く会釈を交わし、決まりきったルーチンをこなす。 メールチェック、会議資料の確認、そして上司からの雑務の指示。
それが彼の「いつもの朝」だ。
そんな職場に、一つだけ彩りを加える存在があった。
「おはようございまーす!」
明るい声と共に飛び込んできたのは、後輩の
背が高めで、柔らかいボブヘアが動きに合わせて揺れている。 彼女の動きには無駄がなく、自然な笑顔が周囲を明るくする。
社内でも一際目立つ存在で、席に着くや否や周囲の数人と軽口を交わしている。
「今朝の電車、めちゃくちゃ混んでて大変でした! しかも隣の人が居眠りしてて、私の肩に寄りかかってくるんですよー! ほんと、もう困っちゃいました!」
陽菜の声に笑いが起きる。 その笑い声は、まるで静かな湖面に投げられた小石の波紋のようにオフィス全体に広がっていく。
彼女の話術は巧みで、どんな小さな出来事も軽妙に膨らませてみせる。 それだけでなく、声のトーンや仕草に自然な親しみやすさが滲んでいるのだ。 その場にいるだけで空気が明るくなる。それが陽菜だった。
周りが陽菜に引き寄せられるのは、もう見慣れた光景だった。
航は少し離れた場所から彼女を見つめながら、心の中でため息をついた。
(どうしてああも堂々と振る舞えるんだろうな……。)
陽菜のようなタイプは、航にとって眩しすぎる存在だ。
彼女の一挙一動が自然であるがゆえに、航は自分のぎこちなさを痛感せずにはいられない。
(あいつは何か特別な才能を持ってるんだろう。俺みたいな平凡な人間には縁のないものを……。)
自分でも滑稽だと思う。それでも、羨望と劣等感が胸の奥で絡み合い、形のない重みとなってのしかかる。
昼休みが近づくと、陽菜が航の隣を通り過ぎる。 彼女の明るい声が耳に届く。
「田辺さん! 今日のランチ、どうします? みんなで行きませんか?」
「いいね、行こうか。」
「クロ先輩もどうですか?」陽菜が軽く振り返る。
突然名前を呼ばれて、航は一瞬だけ驚いた顔をした。 (なんで俺の名前を……?)
「いや、俺はいいよ。ちょっと資料まとめたいし。」
「そうですか? 了解です! じゃ、また後で!」
あっさりと引き下がる陽菜。 彼女にとって特に深い意味のない誘いだとわかっているが、航はなぜか胸に小さなチクリとした感情を覚える。
(どうせ、ただの社交辞令だよな……。)
その言葉が胸の中に浮かんだ瞬間、航は無性に自分が嫌になった。
陽菜の明るさは無邪気で、純粋な善意そのものだ。 それを穿った目で見てしまう自分が浅ましく思える。
(俺みたいな奴を誘う意味なんてない。ただの空気埋めだ……。)
彼女と会話を交わすのは、いつもこんな表面的なやりとりに過ぎなかった。 だがそのたびに、陽菜のような人間との距離感が浮き彫りになり、自分がどれほど孤独かを痛感するのだ。
(俺には、あいつみたいな存在感も、人を惹きつける力もない。どう足掻いたって、変わりっこない。)
航は自分を奮い立たせるようにデスクへ戻り、無心にキーボードを叩き始めた。
(ん?空気みたいな存在感の俺が空気埋めって笑えるな)
それでも、ふとした瞬間に陽菜の明るい声や笑顔が脳裏に蘇り、そのたびに胸がざわついた。
…………
カゲと生活を共にするようになって数週間。
仕事のミスや日常の些細なストレスをカゲに影として喰わせるたび、心の負担が減っているような感覚が確かにあった。
けれども、それが本当に良いことなのか――答えはまだ出ていない。
「おい、起きたか。なんかお前、少しは顔色良くなったな。」 朝のリビングでカゲがテーブルの上に座り、こちらを見上げている。
航は軽く頭を振って、湯を沸かし始めた。
「……まあ、気のせいかもしれないけどな。」
「いや、気のせいじゃねえよ。航の影が少し減ったからだ。もっとも、お前の影なんて“湯豆腐”みたいなもんだけどな。」
「湯豆腐?」航は振り返り、眉をひそめた。
カゲは尻尾をゆっくりと動かしながら続けた。
「ああ、薄味で飾り気もねえ。食べても腹の足しにならねえ、そんな感じだ。」
「それ、影を褒めてるのか?それとも馬鹿にしてるのか?」
「さあな。ま、喰えなくはないから喰ってやってるだけだ。」カゲは舌をペロリと出して笑った。
航は呆れたように言った。
「じゃあ、俺の影をお前の好みに合わせてスパイスでも足せばいいのか?」
「いいな、それ。次は唐辛子でも混ぜてみるか?」
「影に唐辛子なんてあるわけないだろ!」
カゲの声は飄々としていたが、その言葉にはどこか軽快な調子が漂っていた。
カゲの言葉を聞きながら、航はトーストにバターを塗る手が止まっていた。 確かに影喰いの効果で気分が軽くなったことは否定できない。 だが、それが本当に「良いこと」なのかどうか、自分でもわからなかった。
(……影がなくなるって、俺自身が何かを失っているんじゃないか?)
そんな考えが頭をよぎると、胸の軽さがかえって不安を呼び起こす。 影喰いがもたらす快感と、自分がどんどん何かを手放しているような気配
―― その狭間で揺れる心に、航は無意識に眉を寄せた。
「なんだその顔は。影の薄い奴が、余計に影を薄くしてどうすんだよ。」
カゲが笑う声に、航はハッと顔を上げた。
「……何でもない。」 短く答えると、冷めたトーストを無理やり口に運んだ。 香ばしいはずのバターの香りが、どこか味気なく感じられた。
カゲの言葉がが茶化しているだけなのか、ほんの少しでも労いのような気持ちが込められているのかはわからない。
航は一瞬だけ、後の可能性を感じたが、それ以上深く考えようとはしなかった。
カゲとの生活が続くうちに、航は自分でも気づかないうちに変化し始めていた。
ある日の職場。 朝の定例会議が終わり、上司の大島が声をかけてきた。
「クロ君、この新しい案件なんだけど、ちょっと急ぎで先方に電話だけでもいいから挨拶しといてくれ」
以前のクロなら、ただ「わかりました」と返事をして指示通りに動くだけだっただろう。
しかし、この日は少し違った。
「では、挨拶がてら例の商品も併せて提案しておきます。案件内容を見る感じその方がこの先話がスムーズになるかもしれません。」
「ん……ああ、確かにそうだな。助かるよ。」
自分でも驚いた。
指示に従うだけではなく、自らの考えを加えた発言をするなんて。
周囲に大した変化を与えるわけではないにしても、確実に「自分で動く」感覚が芽生え始めている。
それは、カゲと共に過ごした日々の中で得た「影喰い」の積み重ねだった。
「影を喰われることで楽になっただけじゃない。少しずつ、今まで目をそらしていたものが見えるようになった気がする……」
自分の変化に戸惑いながらも、航はその「小さな一歩」を内心で噛みしめていた。
夜、一人でリビングのソファに座り、航は缶ビールを傾けながらふとカゲを見た。
「……俺、影を喰わせてばっかりだけど、それで本当にいいのか?」
カゲはテーブルの上に座り、缶ビールに手を伸ばすような動作を見せた後、肩をすくめた。
「なんだその言い草は。俺が好きで喰ってんだ。お前のために働いてやってるなんて大間違いだぞ。」
「そうかもしれないけど……なんか、自分だけ楽してる気がするんだよな。俺が感じなきゃいけないものを、お前に押し付けてるだけじゃないかって。」
カゲは空になったビール缶をちょいちょいと前足で押し、コロンと転がした。
「ふーん、珍しいな。薄味人間にしては、少しは味のあることを考えるじゃねえか。」
航は眉をひそめる。「薄味薄味って、しつこいぞ。」
カゲは尻尾をゆっくりと振りながら、口元をにやりと緩めた。
ここ数日、航は影喰いを更に頻繁に頼るようになっていた。
会社でのストレスやちょっとした苛立ちがあるたびに、つい「頼むよ」とカゲに声をかけてしまう。
最初は戸惑いがあったが、今ではその手軽さにすっかり慣れてしまった。
「んで、今日は何があったんだ?また影を喰えってか?」カゲがからかうように問いかける。
航は自嘲気味に笑った。
「いや、今日もいろいろあったけど……別にそれほどでもない。」
「それほどでもないのに俺に頼ろうとすんなよ。これだから影の薄い奴は。」
航は反論しようとしたが、言葉を飲み込んだ。確かにその通りだ、と内心で認めざるを得ない。影喰いを使うたびに楽になれる。その快感が、彼の中で静かに癖になりつつあった。
「まあ、影喰いは便利だよな。」航はソファに腰を下ろし、カゲを一瞥した。
「こんなに楽になれるなら、もっと早く知りたかったよ。」
カゲは目を細めてにやりと笑った。
「おいおい、手放しで褒めるのはいいけどよ、そういうのにハマりすぎるとロクなことにならねえぜ。」
「ハマる?」
「そうだ。お前が何も考えずに影を喰わせ続けりゃ、そのうちお前自身がどうでもよくなっちまうかもな。」
「どうでもよくなる?」航は額にシワを寄せた。
「そう。何か問題が起きても、『どうせカゲが何とかしてくれる』ってな。」カゲの声にはいつもの軽薄さが混じりつつも、底にはどこか冷ややかな響きがあった。
「それがどんな結果を呼ぶか……まあ、俺は知らねえけどよ。」
航はその言葉に反論できなかった。
確かに、最近は自分の影を「どうにかする」よりも、カゲに押し付けて楽になることを優先している気がする。その感覚が薄気味悪い反面、抗いがたい心地よさもあった。
「でもさ。」航は言葉を選ぶように口を開いた。
「影を喰ってもらうのって、そんなに悪いことなのか?」
「悪いかどうかはお前次第だ。」カゲは肩をすくめるように言った。
「だがな、影を全部他人に押し付けて、それで満足してる奴が幸せになった試しはねえぞ。」
航は黙り込んだ。カゲの言葉が胸に引っかかる。
影喰いに頼ることで楽にはなれるが、それは一時的なものに過ぎないのかもしれない
――そんな不安が、彼の中で静かに膨らんでいく。
「だがよ、影を喰わせてお前が楽になるんなら、それでいいかもな。俺も影が喰えるしな」
「あのさ、もし影がなくなったら……俺はどうなるんだ?」
航はリビングのソファに深く腰を沈めながら、ぼんやりと部屋の天井を見つめていた。 カゲに影を喰わせるたび、確かに心が軽くなるのは事実だ。 けれど、その軽さが本当に自分にとって良いものなのかどうか、俺はまだカゲに教えてもらってない。
(影を失うって、楽になるだけで済むものなのか……?)
考えが堂々巡りする中、泡立つ炭酸を一口飲み込むと、胸の奥でモヤモヤしていたものが少しだけ薄まる気がした。 だが、影喰いの後に感じた空虚さが、微かに胸に残ったままだ。
航の言葉に、カゲは一瞬だけ目を細めた。航の顔をじっと見つめるような仕草を見せた後、悪戯っぽく笑った。
「そん時ゃ、透明人間だな。影も存在感もなし。お前にピッタリだろ?」
航は呆れたように頭を振った。
「お前、そこは真面目に答えろよ。」
カゲはソファに飛び移り、航の膝の上に乗っかるようにして続けた。
「真面目に答えたら、お前が泣くかもしれないだろ。」
「泣かない。」
カゲは軽く目を閉じ、飄々とした声で言った。
「影がなくなったらどうなるか?そんなもん俺にも分かんねえよ。だが一つ言えるのは、今のままじゃお前、人生を温め直すくらいの影しか作れねえってことだ。」
「温め直す影?」
「そうさ。カレーも影も、一晩二晩寝かせて味を深めるもんだ。」
航は思わず苦笑した。深刻さをかき消すようなカゲの言葉が、どこか頼もしく思えた。
そんなある日、航は昼休みに近所の定食屋でメニューを眺めていた。
「いらっしゃい!クロさん、今日もカツ丼ですか?」店員が笑顔で声をかけてくる。
航は一瞬、いつもの返事をしかけてから考え込んだ。
(カレー……昨日のカゲの話、やけに頭に残ってるな。寝かせるだの温め直すだの。ここで頼んだら、何か変わるんだろうか?)
「いや……今日はカレーで。」
「珍しいですね!」店員は驚いた顔を見せたが、すぐに注文を受けて奥に声をかけた。
「カレー、一丁!」
運ばれてきたカレーを前に、航は少し緊張していた。
(これで本当に影が深くなるのか?いや、そもそも深い影ってなんだよ……。)
一口食べると、スパイスの効いた香りが鼻を抜けた。
(……うまい。)
航は一心不乱にカレーを食べ進めた。隣の席の同僚が話す内容も、自然と耳に入ってくる。
「いやー、この間のプロジェクト、結構大変だったよな。」
「そうそう、でも最後の打ち上げ、楽しかったよな!」
今までは聞き流していた会話だが、今日は違った。自分の中にわずかだが何かが変わったような感覚があった。
「カレー、どうですか?」店員が笑顔で声をかけてくる。
航は少し照れくさそうに笑った。「……悪くないな。」
「やっぱりたまにはカレーもいいですよね!」
店員の明るい声が店内に響く。
(たまには……か。そうだよな。)
航はカレーの湯気を見つめながら、ぼんやりと考えた。昨日のカゲの言葉がふと浮かぶ。
(寝かせて、温め直して、味を深める……。俺も少しは味が出てきたのかも。)
その時、店の隅で聞き覚えのある毒舌声が聞こえた気がした。
「カレーか……まあまあだな。次は影にもう少しスパイス足してみたらどうだ?」
振り返ったが、そこには誰もいなかった。
肩をすくめてスプーンを手に取ったところで、今度ははっきりとした声が耳に届く。
「お前がカレー食ってるとはな、珍しいな。」
不意に名を呼ばれ、顔を上げる。
カレーのスパイスの香りの中、スーツ姿の男性がこちらを見下ろしていた。
「兄貴……?」
航は驚きのあまり一瞬動けなかった。目の前に立っているのは、紛れもなく兄の
「こんな場所で会うとは思わなかったよ。」晴人は口元に笑みを浮かべている。
航は少し戸惑いながらも答えた。
「……俺が昼飯食べちゃいけないのか?」
晴人は短く笑い、軽く肩をすくめた。
「いや、そうじゃないさ。ただ、こんな客席の少ない店でお前と鉢合わせるとは思わなかっただけだ。」
航はその言葉に何とも言えない感覚を覚えた。兄の話し方はいつも自然で余裕がある。けれど、その裏にどこか冷たさや距離感を感じるのはなぜだろうか。
晴人は店員を呼び、さらりと注文を済ませると、航の向かいの席に座った。
「まあ、それにしても久しぶりだな。」
「そうだな。」航は短く答えたが、その声にはぎこちなさが滲んでいた。
「元気そうで何よりだよ。」晴人は言葉を続けた。その笑顔には一切の隙がない。
「まあ、なんとか。兄貴は相変わらずキラキラしてるけどな。」航は半ば冗談めかして言った。
晴人は短く笑ったが、その笑顔の奥に隠しきれない疲れが見えた気がした。
(相変わらずだな……完璧な兄貴。何か抱えているように見えても、それを一切見せない。)
「それで、仕事は順調か?」晴人が問いかける。
「ぼちぼちだよ。兄貴は?」
「順調さ。でもまあ、忙しい日々だよ。こっちに来たのも会議があったからだ。」
晴人の言葉はどこまでも自然だったが、航はその言葉の端々に違和感を覚えた。
(昔と変わらない。でも、何か違う……。)
「お待たせしました〜こちらのお客様は肉うどんね」
二人の間に沈黙が落ちる。店内には他の客の話し声や食器の音が静かに響いている。 航はその沈黙の中で、兄の顔を改めて見た。完璧で堂々としているはずのその顔に、どこか影が見え隠れしている。
「……兄貴、何か疲れてるように見えるけど。」 航が思い切って口を開くと、晴人はほんの一瞬だけ表情を曇らせた。しかし、それはすぐにいつもの余裕の笑顔へと戻る。
「疲れてるように見えるか? まあ、仕事が立て込んでるのは確かだが。」晴人はうどんを啜りながらそう言って軽く笑ったが、その笑いはどこか空々しいものだった。
航はそれ以上何も言えなかった。兄の本心に触れることができない自分がもどかしい。 それは昔からそうだった。兄はいつも完璧で、航がその背中に追いつこうとするたびに、さらに先へ進んでしまう存在だった。
「悪い、急ぎの予定があるんだ。またゆっくり話そう。」
いつの間にかうどんをたいらげた晴人が腕時計をちらりと見ながら言った。
「……いつも忙しいな。」航の声には少し拗ねたような響きが混じる。
「仕方ないさ。」晴人は立ち上がり、軽く手を振った。
「じゃあ、また連絡する。」
俺の分のレシートも持って颯爽と店を出て行く兄の背中を見送る航。その姿は相変わらず遠い存在に見えた。 けれど、その背中にはわずかに力が入っているようにも思えた。
(兄貴、変わらないようで……変わったのかもしれない。)
カレーの湯気がスパイスの香りとともに揺れ、その向こうに見えた兄の姿が頭の中で反芻される。 完璧に見える兄にも影があるのだろうか
――そんな思いが航の中で静かに芽生え始めていた。
次の更新予定
影喰いの黒ねこ yukio @kuro_noir
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