エロ✖️ホラーの匂わせ新境地

エロとホラーの掛け合わせは相性が良いと古来から語られておりますが、牛丸ちよ先生の作品には随所にその掛け合わせによる相乗効果があると感じており、中でも本作は個人的な性癖により最もエロホラー度の高い仕上がりのものだと思っております。
鈍感な人間の女と美しい女のかたちをした怪異の異類婚姻の先に、一体何があるのか。
主人公たる聞き手(あるいは我々)はその結果を知ることを放棄してしまいましたので、何が生まれたのか、何が育つのかは最早彼女達しか知らないのです。
うつくしくおそろしい話ですね。