超麻導剣士ーブラック・ロード・桃太~恐ろし過ぎたヤバ団子~

加賀倉 創作【書く精】

第一話『超麻導剣士爆誕』

——もとの、とある村。


 村人たちは、悪魔による略奪・破壊行為に苦しんでいる。村人の高齢化により、悪魔の腕力に敵うはずもなく、反撃することもできない。村長の梅田ばいでんジョーは、自身の老いもあってかなり頭がボケており、村の貧困を改善できないでいるのだった……




 村人の中に、(自称に過ぎないが)貧しい爺さんと婆さんがいた。

 彼らは、団子屋を営み、庭では、二種類の草を育てている。団子は、やけに美味いことで村じゅうで有名だったが、不思議なことに、法外に安かった。村人たちは、なんの疑問もなく、老夫婦の作る団子を定期的に摂取している。


 ある日、呼吸器系が強靭きょうじん・無敵・最強だった二人が、ある日、スキューバダイビングをしていると、汽水域きすいいきに浮かぶ、一つの大きな桃を拾った。


 桃をうちへ持って帰って、爺さんの、孟宗竹もうそうちくをも切り刻む、鋭い手刀で割ってみると、中からなんと、男児が飛び出てきた。


 男児はやけに図体の大きな赤子で、超麻導剣士ちょうまどうけんしーブラック・ロード・桃太ももたと名付けられた。


 超麻導剣士ちょうまどうけんしーブラック・ロード・桃太ももたはすくすくと育ち、一人前の大人になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る