かまちょドール。〜誰が私にハグして欲しいの?〜
猫野 尻尾
第1話:いきなりかまちょ。
まえがき。
僕の小説に出てくるヒロインを調べてみたら、ほとんどが女子高生。
天使も悪魔も魔女もその他のキャラも、みんな女子高生じゃないか。
どう言うことかって言うと僕が女子高生が好きだからってことに他ならない訳で
潜在意識の中に組み込まれてるからなのでしょう。
それ以外によく出てくるアイテムがパンツ・・・男物じゃないですよ。
これからもたぶん、そのパターンかなって思います。(=^x^=)
ここは工業団地の一角・・・まだ工場が建っていない海岸淵の埋め立て地。
この場所に呼び出されたのは
教授なんて言うから、そこそこのおじさんかと思ったら、まだ若い天才科学者。
小学生ですでにブラックホール発生装置の原型を理論上完成していた。
「おかえら〜何者だ・・・僕をこんなところに呼び出して・・・いったい何を
企んでるんだ〜」
棒読み・・・。
「ふっふっふっ・・・はっはっは、
「我々は「バッド・ピーポー」と言う秘密結社だ」
「世界中にネットワークを持つ、いろんな悪事に携わってる闇組織なのだ」
「秘密結社って秘密に暗躍するから秘密結社だろ、しゃべっちゃったら意味
ないだろ?」
「やかましい・・・」
「我々がなんでお前を、こんな人気のない場所に呼び出し方のか、もう分かって
いるだろう?」
「もしかしなくてもブラックホール発生装置のことか?」
「分かってるじゃないか・・・そのブラックホール発生装置の製造データを
我々に提供していただきたい」
「嫌なこった・・・おまえらみたいな悪悪い組織に渡したら世界がどうなるか
分かったもんじゃない・・・データを渡すわけにはいかない」
「そうだろうな・・・まあ、我々もバカじゃない、おまえが素直に渡すとは
思ってないがな・・・」
「だったら諦めて帰れ、もし僕を殺したら装置は永久に手に入らなくなるぞ」
「そんな愚かなことしない・・・我々もバカじゃないって言っただろう」
「そこで交換条件を出そう」
「おまえのことはいろいろ調べさせてもらった」
「おまえ、バーチャルかまちょドール「ランドセル・サッチェル」にゾッコン、
ハマってるだろう?」
「しかも、おまえは普通の人間の女では下半身が反応しないくせにバーチャル
アイドルだけには反応するって特異体質の持ち主だって情報も掴んでるんだ」
「そ、そんな恥ずかしいことまで・・・今、そんなことが関係ないだろ?」
「図星だな・・・そこでだ・・・ランドセルの実物に合わせてやろうと言ったら
どうする?」
「え?実物だって?」
「おい!!運んでこい!!」
幹部みたいなやつがそう言うと雑魚キャラたちが大きめのピンクのリボンが
ついた箱をエッサカホイサカ運んできた。
「この箱の中に実物のランドセルが入っている」
「この子に会いたいと思わんか?・・・井ノ原、この子が欲しくないか?」
「な、なんでその箱の中にランドセルが・・・?」
「待て待て!!え〜おまえら、実物って・・・あの子の実体化に成功してるのか?」
「そっちのほうがすごいじゃないか、ラブドールみたいに量産して売ったら
ボロ儲けだろ?」
「ってか、その前に著作権の問題があるから無理か、だったら犯罪じゃないか?」
「ふん、ランドセルは我々組織の末端の企業が運営する企画会社の広報キャラだ」
「え〜そんな闇業者のキャラだったのかランドセルって・・・」
「どうだ?ブラックホール発生装置のデータを我々に渡せば、実物のランドセルに
会えるんだぞ・・・しかもおまえさえよかったら、このままランドセルを提供してやってもいい」
「おまえら・・・卑怯だぞ・・・こんな取引に彼女を利用するなんて」
「我々にとってもおまえにとっても、これは損な取引じゃないだろう?」
「考えてみろ・・・明日からランドセルと一緒に遊べて過ごせるんだぞ」
「一緒にご飯食べて一緒に風呂に入って同じベッドで眠れるなんておまえにとって
は夢のような話だろう?」
「なによりお前にとってベストなことはランドセルは実体化してるから思う存分
エッチだってできるんだぞ」
「な、なんだって・・・エッチまでできちゃうのか?」
つづくかも。
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