勇者を待ち伏せしていたら暇だったから聖剣を冗談で力を入れたら抜けたのだけど〜後、勇者が魔剣を持っているのですけど〜

人中の蝮

第1話、魔王VS聖剣  ファイト!!

なあ、いきなりで申し訳ないがどうにか出来るものはいないのだろうか。本当に困っている状況になってしまったのだ、誰でも良いから良い知恵を授けてくれないか・・・・。



我が名はアングリ・サタン、魔族の中でも多くの魔王たちを排出してきた魔族の中でも最高の名門家出身である。



そして我も例に漏れずに魔王となり神々や勇者、人間たちと敵対して世界征服を目指している。



そんなある日に部下から聖剣の在り処を掴むことに成功したのだ。いくら相手が人間でも聖剣を持ってこられると厄介なことになるとして先に待ち伏せをして勇者一行を倒す事にしたのだ。



何?待ち伏せとか恥ずかしくないのかって・・・そんなもの多くの部下たちが死んでしまうかもしれないのにそんなプライドなんか持ち合わせていないわ。



魔族達を一人でも多くこの戦いから生存させて新しい秩序を作り出す。



その為なら卑怯者とか臆病者とか好きに呼んでくれそれで助かる命があるのであれば喜んで受け入れよう。



そんな事で聖剣が置かれている神殿跡地まで来ているのだけど勇者一行がいつ到着するのか検討がついていない為にこうして待っているのだけど流石に暇だなと感じていた。



偵察兵たちに勇者たちの動向を探らせていたら近くの街にあるカジノにすっかりとハマってお金を溶かしてしまったらしい。



何をやっているのと呆れながら聞いていたがその報告には続きがありお金がなくなったから勇者たちがお金集め始めたらしい。



そうなると近くの魔物たちが危ないと思っているとどうやら我と思っているやつとは違うらしく。他の街の住民たちの家に忍び込んでタンスなどツボなど調べてお金を集めていると言うのだ。



それは勇者としてやってもいい事なのとかなり疑問に思いながらも待つことにしていた。



すると共に待ち伏せをしていた四天王たちが聖剣を少しでも動かせるかと勝負をしていた。全くもいくら四天王や側近を連れたてきているとはいえ油断をするのは良くないと伝えると四天王たちがせっかくだから魔王様もと言われた。



別に付き合うするつもりはないのだけど断って面倒くさい事になりたくはないとして我は軽く聖剣を掴み抜く動作をした。



すると先程まで抜けなかったのが嘘の様に抜けてしまったのだ。それを見ていた四天王や側近たちが唖然としてみていた。



しかし、一番驚いていたのは他でもない抜いた魔王自身であった。



「・・・・・はぁーーー!!!???聖剣を抜いてしまったのだけどどうしようこれは勇者しか抜けないはずなのに」



「まさか、世界を救うものしか抜けないと言われている聖剣を世界を滅ぼそうとしている魔王様が抜けるとはこの側近でも予測は不可能な事でした」



それはな、我もそんな事になるとは思わないよ。でももしかしてこの聖剣は実は偽物で本物は既に人間側の教会連中らが回収をしていましたとかないかなと考えていた。



その時に声が聞こえてきたのだ、最初は誰か言葉を出したのかと思って周りに聞きてみたが誰も言葉を出していないと言うのだ。



おかしいと感じているとまたしても聞こえてきたのでその方角を見てみるとそこには聖剣がありもしかしてと思いながら我は持っている聖剣に語りかけた。



「もしかしてお主、言葉を出す事ができたりするのか。と言うか聖剣なのに自我を持っているのか?」



「はい!その通りでございます。救世主様、この日をどれだけ待っていた事か・・・さあ!共に世界を救う旅に出ましょう救世主様」



・・・・・阿呆ーーーー!!我は魔王だ!何で世界を救う為に動かないとならないのだ、おかしいだろと伝えた。



それを聞いていた四天王たちも魔王様がそんな事をするわけ無いだろうと言って聖剣に文句を言っていた。



すると聖剣が本当にそうですかと聞いてきたので我は当たり前だろと言うと聖剣はならこれから私が貴方の功績をここでバラしてもよろしいのですねと言われた。



そう言われてもつい先程に抜いた聖剣が我の何を知っているのだと油断をしていた。



すると聖剣がなら私の力で救世主様・・・いや、アングリ様がどんな事をしてきたのか過去の事を映像に流して他の者たちも見て決めてもらいましょう。

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