第2話

闇にさえ優しさがある

星の名前は知らないが

星を眺めることは好きだ

今宵の空に星が見えないのは

周りが明るいからでも

雲が拡がっているからでもなく

自分のせいであった

しあわせはつかまえることが難しいが

継続することはもっと難しい

いい予感は言葉にすると

何故かはらはらと逃げていく

好きなものも義務になると苦しくなる

義務も意義を持つと活き活きとしてくる

生きることにくじけるたびに

食べることが面倒になってくる

豪華でなく優雅でありたい

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