カクヨムコンテスト攻略にあたっての立ち回り

カクヨムコンテスト攻略にあたっての立ち回り

　執筆現在、カクヨムコンテスト10が開催中です。今回は「カクヨムコンテスト中の自主企画の参加」について、書いていきます。おそらく、コンテストを有利に進められる……と思います。必勝法ではありません。

　結論は下記の通りです。

・自主企画に参加する場合は「自作と同じジャンルを募集する企画」に参加する

・「カクヨムコンテスト参加の短編募集」「異世界ファンタジー募集」などの参加作品が多い企画への参加は非推奨

・自主企画を開催するなら、自作も参加する（企画の概要欄では効果が薄い）

　カクヨム運営の規定が前提なので、URLを貼り付け、概要を抜粋します。

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon10_notes

・応募作が自主企画に参加した場合、同自主企画に参加しているユーザーからの作品評価は無効となります

※作品評価ですが、星はもちろんですが、ブックマークも含まれると想定する方がいいでしょう。

　まず、「自作と同じジャンルを募集する企画に参加する」理由です。先ほどの運営の規約によると、「同じ自主企画参加者の評価は無効」と書かれています。相互評価が成立すると、公平性が失われるためです。相互評価はダメ。自主企画に参加しても、意図せず相互評価になってしまう可能性があります。では、相互評価が成立しないのは誰か。ライバルです。同じジャンルの作品を評価すると、相対的に自作が読者選考を突破する確率が下がります。ですから、自作と同じジャンル縛りの企画なら相互評価の可能性が下がります。

　ここまでくれば、「カクヨムコンテスト参加の短編募集のような企画への参加は非推奨」の理由も分かるかと思います。参加者が多く、意図せず相互評価になる確率が高まるからです。

　「自主企画を開催するなら、自作も参加する」理由です。自主企画の主催者には、概要欄に自作を貼る特権がありますが、これは効果が薄いです。ですから、自身の自主企画に参加することをすすめます。コンテスト中であれば、ここまで述べた理由で相互評価になる確率が低いためです。

　最後ですが、自主企画を立ち上げることをおすすめします。企画主は立ち上げるだけで、作者の認知度が上がります。この場合は、他の自主企画と差別化するために、自作のジャンルかつ企画の少ないものを取り上げましょう。「ミステリー短編」「SF短編」など、ジャンル+短編がおすすめです。短編指定でないと、長編が混ざり埋もれるからです。

　まとめると、下記の通りです。

・意図しない相互評価を避けるために、自作と同じジャンルを募集している自主企画に参加する。

・参加作品が多い自主企画は相互評価の確率が高まる。また、埋もれやすい。

・ミステリーやSF短編で参加している場合は、自主企画を立ち上げる。これらは、該当する自主企画が少ないからです。SF自体は自主企画がありますが、VRMMO長編も混ざっています。有利に進めるためにも、短編オンリーを立ち上げましょう。

　最終的な判断は作者次第ですが、ここまでの情報から考えると、自主企画に参加するメリットの方が大きいと思います。自主企画への参加を検討し、導線確保につなげましょう。