和希さん

第1話

「へー寮」


優くんが寮に住んでいることを、和希さんに一生懸命話した。


「住んで良いって!面白そうだし、だめかな」


「いいよ」


「わーい」


「艶耀は自由にしてるのが似合うな」


それから優くんとすごす。優しくて面白くて…楽しい!

でもまだ会いたい人がいた。

その人は、偶然にも走ってたところ見つけた。金髪だけど間違いない!でも、あの制服どこの?人だかりで話しかけられなかった。

それを和希さんに質問する。


「あー、それは私立高校だね」


「優くんと違う制服だったらそこなの?」


「間違いないね。でも、そこは頭がいい人が行くとこだよ」


「えー!じゃあ陽くん…頭いい?」


「だろうね」


とりあえず翌日、校門で待ち伏せ。で、見つけた。


「おーーい!陽くん!」


「え、誰」


「えんよーだよー」


「え、えんよー?お前が?」


「ふふーん!陽くん金髪!」


「なんでこんなとこに?」


「引っ越してきたよ!ねーあそぼー」


「は!?」


そんな驚かなくてもいいのに。


「俺とあそぼーよ」


「いやいや、なんなんだ?」


「陽くんと遊びたいー!」


「まじどうした」


「保育園のときみたいに話そう!」


「いやそれいつだよ」


「楽しかったんだよねー!それより陽くん!頭いい学校とかすごーい」


「いやたいしたことない」


「えんよーには無理って言われた」


「は?誰に?」


「ゲーセンとか行こうね!ほらー!」


「おい、話…」


「うん?こっちこっちー行くよー」


「無理だし!」


遊びに誘ったけど、すぐには遊んでもらえなくて何度かチャレンジして、やっと遊んでもらえた。でも、勉強とか、いろいろ忙しいみたいだった。


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えんよーと友達 えいみ @fukuharaeimi

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