勇者の導き手に選ばれた。拾った勇者は子供だった。

エテンジオール

レンリ・クラークは人型人外である。寿命はまだな……かった。

 久しぶりの長編です(╹◡╹)

 一話四千文字くらいを目安に書きます(╹◡╹)


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 真っ暗な森の中に、小さな布の塊が落ちていた。ボロボロで、見るからに肌触りが最悪な布切れ。おおよそ周囲の森、あるがままの自然そのものにふさわしくない人工物。その中から聞こえる、元気のいい赤子の泣き声。一時間もしないうちに動物のご飯になるのが決まっているような、哀れな命。その赤ん坊こそが私……ではなく、未来の勇者様である。


 まだ未明の時間帯に、不思議な気配を感じてやってきた先にいたのは、私が叶うことなら一生会いたくないと思っていた勇者だった。まだ赤子で、その気になれば“見なかったことにする”だけで命を奪えてしまうような、小さく儚い命。


 生かすも殺すも私次第なこの命、あるいはこの子供が本当に勇者だった場にはこの世界の命運が自分の掌の上にある。そう考えた時、気がついたら汚い布の塊を抱き上げていた。どうしようとか、どうしたいとか、どうすべきとか、そんなことを考えるよりも先に、体が動いていて、その小さな命の重さに潰れそうになる。“世界の命運”なんてものは、私の手の内に置いておくにはあまりにも重すぎた。私が有効活用できるようなものではなかった。


 そう思ったから、私はその赤子を連れて帰ることにしたのだ。この子を育てて、成長させて、手のひらに乗せてしまった“世界の命運”を委ねるために。私には重たすぎるそれを、返すために。





 私がこの世界に生まれた時、不幸なことに私には前世の記憶があった。本来あるべきではない記憶があって、おかげで周囲に馴染めなかったのを覚えている。本来ならば産まれたての子供が、まっさらな状態で習得していく言語。なまじ前世の記憶があり、論理的な思考が可能であった私は、ほかの子供たちと比べて言葉を理解するのが遅かった。


 そのせいで、私の発話は一般的な子供たちと比べて遅かったし、いざ言葉を理解したとしても前世の常識がこびりついてしまっていたせいで、生活様式にも適応できなかった。これに関しては文明レベルの差、あるいは文化の差によるものだろう。虫を見つけたらティッシュで潰すような、毎日風呂に入らないと気持ち悪く感じるような衛生観念は、私の生まれた集落においては潔癖症と呼べるものだった。


 そんなわけで、私は自分の故郷に馴染むことが出来なかったのだ。一つ幸いだったのは、そんなふうに馴染むことが出来なかった私のことを、周囲の人々が迫害せず、個性として受け入れてくれたことだろうか。異文化圏に有るまじき寛容さだが、恐らくそもそもの出生率が低い集団であるから、多様性を維持するために寛容になったのだろう。……冗談だ。ただ、誰も彼もが善良なだけである。異文化圏云々も、もちろんつまらない冗談だ。


 そんなクソほども笑えない転生者ジョークはともかく、私は自分の出自に馴染むことが出来なかった。両親や周囲の人々が善良であり、この環境が悪いものではないのだと理解はしていたが、どうしても馴染むことができなかった。“外の人”から、“森の民”と呼ばれている彼らの時間感覚、長命種特有の、おおらかな感覚が肌に合わなかったのだ。ちょっと貸してで季節が何周かするほど本を借りたり、すぐにやると言って数十日後にやっとやり始めるような、のんびりと流れる時間に、私は耐えることが出来なかった。


 時間の感覚が合わない。それが、私が同胞たちと暮らすことを諦めた一番の理由だ。もちろんほかにもいくつか、理解できない習慣なんかはあったが、それらを全部ひっくるめても比較にならない程、時間の感覚は私にとってストレスだった。耐え難いストレスで、実際に耐えきれなかった。


 だから、こんな所にいてられるか!と一念発起して、森を出た。もちろん実際にはそんな乱暴な言い方はしていないし、周囲や両親に感謝を伝えて、育ててくれたお礼を言ってから旅立った。外の人ストゥルの民は短命のくせに数が多くて、戦うとなると厄介だから十分に気をつけるようにとナチュラルな選民意識を披露されつつ、森を出た。これからその厄介な短命種達と過ごすことになる相手に対して、初手からネガティブキャンペーンをするのは如何なものかと思うが、そんなふうに考えるのも私の感性がみんなと合わないからであり、彼らの頭の中には旅立つ同胞への心配の気持ちしかない。……悪い人達ではないのだが、そういうところがどうしても合わなかった。


 いつか帰ってくるんだよと見送られ、“お前らにとってのいつかっていつだよ”と内心思いながら旅に出る。何百年後とかに帰ってきても、“おかえり!忘れ物でもした?”とか言いそうなのがここの長命種共だ。長命どころか、定命の概念があるのかすら怪しい。子供こそいれど見てわかる年寄りはいないし、少なくとも私が森で過ごした数十年の間で、死んだものは誰一人いなかった。……生まれてきたものも二人しかいなかったが。



 この世界の人々はもしかしたらみんな“こんな”なのかと少し恐れていた私の想像とは異なり、森の外の世界はどちらかと言えばまともであった。文明レベルとしてはそれほど高くはないものの、それなりに便利ではあったし、何より時間を考える習慣が存在する。これさえ存在して、私が迫害されなければ、それだけで十分合格点だ。森にいた頃から存在を知っていた魔法のおかげで、生きるだけなら一人で十分な私にとって、周囲に求めるものは円滑なコミュニケーションが取れて、私を過度に不快にさせないことのみである。


 その点、最初に訪れたクラーク村は当たりだった。今日を生きるのに必死とまでは行かずとも、それなりに貧しく、けれど突然訪れた見知らぬ私を歓迎し、貴重な食料を分け与える程度には慈しみに溢れていた。


 村人の優しさと善良さに胸を打たれた私はそこを気に入って、飽きるまでその村にいることを決めたのだ。そしてそのまま飽きる日は訪れず、旅に出ると言って森を出た私の“旅”は、森のすぐ近くの村で終わった。季節が百も巡る頃には、私は村の相談役になっていたし、いつまでたっても若く美少女だったことから青少年たちの初恋泥棒になっていた。無性に近い生き物なのに。二百も巡る頃には、村は町に変わっていたし、三百も巡る頃には立派な街になっていた。学校ができて、図書館ができて、私は司書の真似事をしていた。ストゥルの民の決め事はストゥルの民に任せて、私は象徴に徹した。室内で過ごすことが増えたことで、初恋泥棒は卒業した。


 何故か領主の就任時や祝い事の席なんかで一言求められたり、街のお偉いさん達の人事関係で意見を求められたりするが、村が町に変わったあたりから、私はこの地の有り様に口出しすることをやめた。尊敬されることや崇められることもあるが、私はあくまで不老な司書のお姉さんだった。たとえ、私が儀礼を行わなければ領主が空席になるとしても、司書のお姉さんなのだ。ここまで来ると宗教的な勢力から敵視されそうだが、不思議なことに仲良しである。


 そんな状態からさらに季節が百も巡れば、街は国の中心となり、私の存在は宗教、人差し指教に取り込まれていた。中心と言っても国土から見れば最端であったが、国の意思決定機能が存在する場所だから、首都である。宗教に取り込まれたというのは、侵略や脅迫により恭順させられた……などというわけではなく、相手の方の女神様から夢の中でお告げをもらって、聖人とやらに認定されただけだ。 だけ、と言うには少し大きなことに聞こえるかもしれないが、実際に起きた変化としては関連施設でより歓迎されるようになったのと、たまに夢の中で女神様から背中をつんつんされることくらい。大した変化はない。


 私の生活としては、大した変化はなかった。けれど、夢の中では女神様からしつこく背中に文字を書かれて、“勇者の導き手になれ”とせっつかれた。そもそも勇者とは何ぞやと聞き返したかったが、残念なことに女神様からのお告げは一方通行であり、私が聞き返すことは出来なかった。


 仕方がないので国中のものから異国のものまで見境なしに文献を集めさせて、やっとわかったのは1024年周期でこの世界に訪れる“魔王”の存在と、それを撃退するために“聖剣“を使い戦う”勇者”の存在。ついでにその聖剣とやらを手に入れるためには森の民の協力が必要であり、過去の事例については森の民に語り継がれているとのこと。


 1024年周期とか、本当にあの森の民が数えられるのかとか、そんな話語られたことないとか、色々気になることはあった。あったが、森の民なら確かに1000年周期でも数えられそうだし、ストゥルの民なら何世代も交代しているだろうが、森の民なら前回の経験者だって存命だろう。そういう意味でも、情報を残させるという点において森の民を利用するのは理にかなっていた。そしてあの種族とコミュニケーションが取れて、かつ人と同じ時間感覚を持つ私が“勇者の導き手”とやらに選ばれるのも、納得ができた。


 理解ができて、納得もできたから、ひとまず文献の内容を信じる。“導き手”とやらにも選ばれてしまったので、詳細を確認するために森にも戻る。長い室内生活で頭のてっぺんからつま先まで真っ白のもやしになってしまった私が、緑髪に血色のいい健康的な白肌の森の民だと言って受け入れられるかは怪しかったが、どうにかなるだろうと考えた。突然引きこ森の民が外出を決めたことで、国や宗教のみなさんは大騒ぎだったが、基本的に私はただそこにいるだけの置き物。いてもいなくても実務には影響などなかろう、ならば自分の役割を果たす方が優先だと言いくるめる。最後まで何か言いたげな彼らの様子を見るに、そこまで言いくるめられてはいなかったのだろうが、最終的に意見が通ったのなら同じことだ。


 そうやってほんの少しの心配と、置いてきたものに対する不安を抱えながら、自分の一生のほとんどをすごした街を出る。姿かたちは立派になっていたが、立地はかつての村のままなので、里帰りはいつでも出来る。……文字通りいつでも出来るとなかなか帰らなくなるよね。その結果が、里ですごした期間の数倍してから必要に迫られて帰る現状、20で独り立ちした子供が音信不通になり、60でひょっこり帰ってくるようなものだろうか。そう考えると酷い親不孝者だな。


 そんなふうにどうでもいいことを考えているうちに森に帰ること自体も少し嫌になってきつつ、けれどこれを逃したら次の機会がいつになるか分からないので帰る。何百年も訪れていなかった森の道を迷わず歩けるかは少し心配だったが、人間?案外子供の頃の経験は残っているようで、特に困ることはなかった。強いて言えば街道と比べてかなり歩きにくかったが、その程度だ。


 久しぶりに訪れた里は、私が出た時から何も変わっていなかった。時間が止まっていたかのように、建物の位置や形までまるっきり同じままだ。その辺で日向ぼっこしている人達の位置まで、かつてのままである。いつも同じところで寝ているせいでそこには草も生えていないのだが、痛くないのだろうか。


「……引きこ森の民だ!」


 ポカポカ日向ぼっこ中の人に声をかけるのも躊躇われたため、誰にも挨拶せずに実家まで帰って、周囲同様変わった様子のない家に入ると、両親は久しぶりに会った私に対して、おかえりよりも先にそう言った。真っ白に脱色ささった私でもちゃんと森の民だと見分けられるのだと安心するのと同時に、もやしの呼び方が引きこ森の民で合っていたことに驚く。自信を失って久しい私のネーミングセンスだが、この里ではそこまでズレていないらしい。


「……誰かと思ったらレンリじゃないか。ホームシックになったのかい?」


 思ったよりも早かったなぁ。椅子に座ったままそう言ったのは、私の両親の片割れ。森の民には性別という概念が存在しないため、父や母という呼び方も存在しないのだ。レンリというのは私の名前である。両親から貰ったレンリの名前と、元々村の名前だったクラーク。今は国名にもなっているそれを合わせて、レンリ・クラーク。これが私の名前だ。


 とりあえずシクシクホームシックではないことを伝えて、文献で調べた“魔王”とやらのことを知らないか確認する。私の両親が知っているかはわからないが、聞くだけならただだからだ。


「魔王?導き手?……あぁ、そういえばそんなものもあったね。たまに来て、対処するのが面倒なやつだ」


 もうそんな時期か……と面倒そうにつぶやく親の片割れから話を聞くと、1000年周期で魔王が現れるのは本当のことらしい。ついでに勇者の導き手とやらも、私たち森の民に与えられた使命なのだとか。


「レンリが今回の導き手に選ばれたのだとしても、気にする必要はないよ。ストゥルの民達は激減するが、絶滅するわけじゃないし、この森まで魔王あれが来てから撃退すればいい」


 むしろ定期的に滅びの危機を与える方が増えすぎなくてちょうどいいくらいだ。そう言った親から詳しい話を聞くと、勇者の導き手というのは、非力なストゥルの民が自力で魔王に抗うための生贄のようなものらしい。溜め込んだ知識を選ばれた“勇者”に与えて、最終的にはその身を作り替えることで“聖剣”を作り出すのだと。


 つまり、私は女神様から、生贄になるように命じられていたということだ。ストゥルの民が今回の魔王から無事身を守るために、命を賭せと言われていた。そう理解した時、当たり前だが面白くなかった。私は森の民である以前に一つの命であり、長命種故か繁殖の欲こそないものの自己保全の欲求はある。死にたくはないし、ものに成り下がるのもまっぴらだ。


 私のように思う森の民が多かったらしく、他種族ストゥルの民のために自分を犠牲にする森の民は少ないらしい。1000年に一人現れるか現れないかくらいのもので、まれに現れるそれもその一回で失われるため、導き手の役割が2、3回連続で果たされることはまずないのだと。その事実には納得だし、妥当だとも思う。一緒に過ごした時間の数倍を外で過ごしてもそう思えるのだから、この感覚はきっと森の民として当然のものだ。


 けれど、悲しいことに私は森の民の中での異端児であり、ストゥルの民をただの下等種族だとは思えない。無邪気に私を慕い、庇護下に収まろうとする短命種達に、愛着すら持っていた。近所の人懐っこい子犬に抱くような愛おしさを、私は短命種たちに感じていたのだ。


 それが、ストゥルの民一匹や二匹くらいなら、私はきっと両親のように、ほかの森の民たちみたいに見捨てることを選んでいただろう。いくら気に入っているとはいえ、自分の命を投げ打つほどのものではない。ちょっと残念で寂しく思う程度だ。けれど、それが数匹ではなくほぼ全てとなると、無性に心が苦しくなる。 あんなに愚かで愛おしい生き物たちが虐殺されてしまうなど、受け入れられるものではない。


 そして、受け入れられなかったから、私は導き手の役割とやらを教えてもらった。もしかしたら止められてしまうかもしれないから、“もし自分が何も知らなかったら何をさせられていたのか”を知るためという名目で、それっぽいリアクションをしながら話を聞く。両親は私がそんなことを考えているなんて知りもせず、“こんなことをするんだ。恐ろしくておぞましいだろう?”と楽しそうに語る。おかげで、私は自分のやるべきことを、与えられた使命とやらを知ることが出来た。


 聞くべきことを聞いて、思っていたよりも両親がおしゃべりだったので適当なタイミングで切りあげる。時間感覚と呼べる機能が著しく低下している長命種は、ちょっとおしゃべりと言いながら数日間話し続けるのだ。引きこ森の民となったことで光合成ができなくなった私には、お水だけで休むことなく話し続けるのは厳しい。


 そんな理由と、ここの時間感覚に合わせていたら外の世界が世代交代してしまう恐れがあるため、私は両親以外には挨拶もせずに森を出る。来た時には明るかった空も、帰りには真っ暗だった。それだけ聞けば話が盛り上がったのだと微笑ましく思えそうだが、実際には何度か日が降りて昇ってを繰り返した後である。


 真っ暗な森の中を、ほのかに葉の影から覗く月明かりを頼りに歩く。暗いとはいえ、昔はよく歩いた森の中。集中なんてする必要もなく、気がつくと頭の中では両親から聞いた話が思い出される。私の、“勇者の導き手”の役割。最終的にものに成り果てて、死後も利用されることが決まっている存在。


“いやだなぁ、死にたくないなぁ”と、無意識のうちに口に出していた。私は森の民からすれば、まだ1000年も生きていない若者なのだ。ストゥルの民を見捨てることは出来ないけれど、無感動に死を受け入れられるほど生に飽きてもいない。当然死にたくもないし、弔われることなく使い尽くされるのも不本意である。


 一つ幸いなのは、両親の記憶を信じれば、私が役割を果たすのはもう少し先になるであろうことくらいか。長命種の記憶力など信じるに値するものではないが、それでもたぶんまだ少し先だろうと、両親は言っていた。“魔王”が現れるその時が私の天寿で、勇者を見つけることが余命宣告。


 自分で選んだことなのに、その日が来なければいいのにと思った。なにかの奇跡で魔王がもう現れることなく、穏やかに暮らせたらどれだけ幸せだろう。導き手の前には必ず勇者が現れると言っていたが、それなら私が金輪際誰にも会わずに生きていれば、論理的には魔王も発生しないのではないかなんて馬鹿げたことを考えて、プログラムじゃないんだからそんなわけが無いだろうと自分で否定する。どちらかといえば密室に突然勇者がスポーンしてくる方が起こりそうだ。



 そんなしょうもないことを考えながら歩いていたのが、私が勇者を見つける数分前のことだ。私のこれまでの半生であり、死にたくないと思いながら自らを聖剣にすると決めた経緯である。


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 森の民

 長命種。老衰という概念が存在しないが、生きることに飽きると足から根を生やし木になる。森の民の木から取れる果実を食べた森の民が性行為を行い、その後数週間暗室に閉じこもることで子供が生まれる。基本的に性欲は存在せず、雌雄も存在しないが、果実を食べるとにょっきり生えてくる。生えたものは一年程度で自然と取れる。人間に近い形をしているが、光合成を行っているので半分植物。もう半分は精霊の類であり、例外的な状況を除けば食事は不要である。

 不老にして定められた命を持たない彼らは、本来国の中心で知を集約するために作られたものだった。


 ストゥルの民

 古来より禁域となっていた森の中心部、そこ以外の土地にあまねく生息する一般人類。体は肉でできている。“ストゥルの民”という呼び方は森の民から見た場合のもので、それ以外からは“人間”とだけ呼ばれている。

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