オンラインやり取り

天川裕司

オンラインやり取り

タイトル:オンラインやり取り


私は自宅ワークをしている。

やっとちゃんと契約して仕事できる所が決まり、

その会社に在籍しながら

自宅で仕事ができるこの幸せ。


やっぱり一般の在宅ワーク用サイトでは

契約も取らないし相手の顔も見えないし

自分の顔も見せないし、

消える時は自然消滅するように一瞬で消えるし

なんとも頼りなく仕事にならない。

不安定この上なしだ。


だから自宅ワークするにも

ちゃんと一般の会社に就職した上、

そこで契約してから自宅ワークを始める。

これが1番!

その会社に在籍して居ることから

契約は取れてるし、仕事も毎日あるし時給制。

固定収入の形で1ヵ月、

ちゃんと稼ぐことができるんだ。


「今の会社に就職してよかったなぁ〜♪」

私はこの上ない幸せ。


でも1つだけ難点があるとすれば、

それはオンラインだけでの連絡のやり取り。

ズームやSkype、LINEでのビデオ電話などを

使って、顔を見ての連絡交換もできるけど

共有しなきゃならない資料や

ニュアンスでわかるような

細かいやり取りになると、

やっぱりじかに会って

コミュニケーションを取る方がやりやすい。


その日もそんな感じだった。


(電子メール)


上司

資料をお送りしましたので、

それに基づいて成果物を返送してください。


わかりました。よろしくお願いします。


とは言ったものの、

その日の資料内容は結構難しく、

一々聞かなきゃわからない所が多かった。


「う〜ん、これどうゆう事なんだろ?わかんないなぁ〜」

でもさっきまで質問の連投をしていたから

また聞くのが忍びない。

ちょっと遠慮してしまう。


さっきまで質問した内容への返答が

私のパソコンの電子メールの受信欄に

ずらりと並んでいる。

それを見ているとまたメールが来た。


上司

あすみませんこちらもお願いします。


追加で資料がまた送られてきた。


「ふぁ〜、また難しい〜汗」


かなりの数の専門用語が並んでおり、

言葉だけでの説明じゃ解りづらい。


「あの、ここ、どうゆう事でしょうか?」

またメールで質問してしまった。


「ちょっとトイレ行ってこよう」


メールを送ってトイレに行って帰ってきた時、

さっきの質問への返信が届いていた。


上司

すみません、わかりづらかったですね?

図解入りで説明してみましたので

ぜひこちらをご参考にしてください。


「……え…」


そう書かれたメモ書きが

デスクの上に置かれていたのだ。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=eyGqZRjBORE

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