何を隠そう俺は俺。
りんごの芯は食えない?
読まないことを勧める
構想中のため、話全部ネタバレ
話の展開。
3人家族の長男(14〜16歳)が幼い頃から親しんでいた祖母の家で父の漫画を読んでいたらある1つのゲームがありました。そのゲームを祖母に見せると彼女は激昂し、驚き戸惑い急いでタンスの奥にぶち込みました。そのゲームは父のであろうものだったのに、そんなことはお構いなく勝手に乱暴に扱い、挙げ句の果てにそれが自分のものであるなどという祖母を見て僕はおかしく不気味に思いました。いかにも大切に保管されていたそのゲームを自分のものとすら言うそのゲームをタンスに勢いよくぶち込んだその奇妙さに僕は大きな矛盾を感じ、彼女を問い詰めました。それでも祖母は聞く耳を持たず、ただ勢いよく明らかに祖母のではない模造銃やトルネコの大冒険といったゲームと一緒に洋楽邦楽グチャ混ぜでタンスにぶち込む様子をみ見たら、今日のところは何も教えてくれないだろう火に油だろうと思い、その日は帰って悩みながら寝たのでした。
その後なんか色々あってふとしたことからその謎への探究心が爆発し、主人公は祖母と大きく言い争う。そして祖母の口から放たれたある1つの言葉によって、家族の隠された大いなる一面を知る。その時の祖母と主人公の顔芸が面白い。和解と皆の発言、挙動の真意が分かるまで結構時間がかかる。
3人家族の長男が実際より若いのは行動を客観的に見てこの年頃のほうが自然かつ社会に許容されるギリギリであると思ったから。
最初に見つけたある1つのゲームというものは今後調整していく。
なぜ祖母は父のゲームやその他の私物を自分のものと混ぜて保管するのか?仮に本当に自分のものであった場合、そのあまり丁寧ではない保管方法は本当に心から良いと思っているのだろうか?
父は自分の私物が乱雑に扱われていることを知っているのか?
なぜ祖母も父もただのCD1枚、有名ゲームの1つ2つを話もせず、頑なに自分の趣味嗜好、言葉、本音を隠し続けるのだろうか?
主人公は父との関係に亀裂があり、話すと両者共に不機嫌になり挙げ句の果てに暴力も飛び交ってしまう。そのため何もせず何もされずの不干渉を心に決め基本的には24時間関わりを持たないようにしている。けれど父は子に興味がなくとも、子は父には興味があるのだ。音楽やゲームの好みが多少違えど、それらに大きな興味を持っていた時期がある、という過去が共通しているのだ。
そうして好奇心が爆発したときに今回のような事件が起こる。
親戚のおじさんの面倒を見る母。その親戚の息子はバツが悪そうにじっとしていて、それは恥ずかしさなのか、それとも実家との違いに対する憤怒なのか結局分からずじまいだ。
誰とも不干渉で、でも虫の世話だけはする父は、人間として興味はあるがとても不審だ。
人をよく招くけどそれは心細いからなのか何かを隠したいからなのか、いまいちよく分からない祖母。それらを俯瞰して達観して考えようとする長男の俺。話についていけない弟7歳妹12歳。
祖父は父方はいない。
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