第257話

トントン………――――





“中に入っても大丈夫ですか?”





「沙来?もう終わったから入って。それじゃ明日、高階さんに甘えなさいよ!」





『はい……いってらっしゃい、磨奈珂さん。』





「うん!お待たせね、沙来。」





『いいえ!磨奈珂さん、ありがとうございます。』




「ウフフ、お構いしませんで。」





磨奈珂さんはそう言って部屋から出て行った。

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