第232話
ブゥーブゥーブゥー
“あっ、電話だ。もしもし?”
佐渡君が電話してる間に、電池パックの蓋をあけてプリクラを二枚、いれる。
一枚は三人で撮ったプリクラ。
もう一枚は沙来と佐渡君のプリクラ。
こんなところにプリクラがあるなんて誰も気付かないと思うけど、しまっておきたい。
“真在子、沙来、悪い!急用があって行かなきゃならない。”
「そっか…今日はありがとね!楽しかった。」
“俺も楽しかったぜ!それじゃ、またな!”
“波瑠斗くん!気をつけてね!いってらっしゃい。”
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