第224話

“真在子、めずらしいね。波瑠斗くんに電話してるとこ初めてみた!”




「そう?ただ、三人で遊びたくなったの。」




“ほんと!?わぁーうれしい!!真在子からそう言ってくるなんて!いつもは誘っても断られちゃうから。”




「邪魔しちゃ悪いからね。でも今回は……とく別。」






最後になるかもしれない今だから




沙来に佐渡君と一緒に少しでも過ごしてほしい。




きっとあの場所に行くことを選ばなくても




必然的にそうなってしまうと思うから。

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