第162話
「相変わらず素直に思った事を言うな、綾子は。」
『だって……そうなんだもの。』
「分かった。じゃ、もう寝ろ。」
『はい………』
そう言うと綾子は頬に唇を寄せた。
『おやすみなさい、慧悟さん。』
「ああ……お休み、綾子。」
驚いた………
俺からしないと駄々をこねてた綾子が、自分からして来るとはな。
それにしても久々な感触だった………
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