第150話

『今日……お手紙…具合悪くて書いてないの。これだけ渡してもらえますか……』




洗濯したワイシャツの包みだけを運転手さんに渡す。






“あの…大丈夫ですか?具合の方は……”




『はい……大したことでは無いので…すみません、運転手さんにまで心配かけて。』




“いえ、そんな事無いです。お大事にして下さい。…では、此を……”




運転手さんから今度は新たにワイシャツの入った包みと添えられた手紙を受け取ると、運転手さんは軽く会釈をし帰って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る