第101話
確かに顕司さんも男の人だけど、慧悟さんの…彼女だって知ってるし……
それに妊娠してるんだもの。
浴衣を脱ぎ、慧悟さんのワイシャツに着替えた私は、布団に寝ころび脱いだ浴衣を掛け眠りに入る。
「気持ちいい………」
彼の匂いに包まれて瞼を閉じると、まるで抱きしめられてるみたいで安心する。
こんなに慧悟さんのことしか頭にない私だもの。
誰かが入る隙なんて無いよ………
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