第100話

『そうだよね、それ聞けて安心した!じゃあ……行ってきます。』




「行ってらっしゃい。」




パタン――……






「ふぅ………」




(沙来、心配してくれてたんだ……)





言われてみれば、顕司さんと二人きりになるのは今夜が初めて。





(だから沙来は気にかけてああに言ったんだね。)

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