第41話

『ハァハァ……ハァ慧…悟さん……』




「真在子……今夜はもっとお前に触れたい。」





『…うん………』




再び唇を塞がれ、肩にずり落ちた浴衣から覗く胸元に彼の唇が降りてくる。




何度も左右に這わせては甘咬みをして吸い付き、印を残していく。




私は慧悟さんの髪を両手で包み込み、解かすように指の間に通して触れる。




そうしてる内に私の帯を解き、浴衣は半開きになる。




そして彼は私の胸を口に含み、両手で揉みほぐす。




その所為で吐息混じりの声が漏れてしまう。

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