第13話


北川「このクラスに転入生が来たぞ〜ってことで、今紹介するから座っとけ〜!おーい、水無瀬〜!」



「北川ちゃん、まじ!?もう一回言って!」


「「北やん!男?女?かわ(かっこ)いい!?」」



そんな声を聞きながら、私は教室のドアを開ける。



ガラガラッ――




教室に入り、黒板の前に立つ。


北川「水無瀬、自己紹介しろ〜」




「水無瀬 珠です。よろしく。」と一言。


私が自己紹介をすると、クラスはシンッ―と

誰も一言も言葉を発さない。



すると、、


「俺!俺、永島!よろしく、珠ちゃん!」


「おい、ずり〜ぞ!俺宮本!よろしく!」


「俺、俺も!よろしくしたい!」


「かわい〜」「いや、綺麗でしょ〜」


やっぱり、自由な2-Cである。



北川「ま、お前ら仲良くしてやれよ!水無瀬の席は〜と、窓側後ろから2番目!」



私は担任のその声だけを聞き、スタスタと自分の席へ歩く。



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