隼「そ、そっか……それなら、大丈夫だね。そうと決まれば、珠ちゃん！君のクラスはC組だからね。担任を呼ぶから一緒に教室へ行っておいで。」

「ありがとう。」

隼「何かあれば、すぐに理事長室へおいでね。俺はいつでもここに居るから。」

コンコンッ――

それから担任がやってきて、教室へ案内をされる。

担任は若めで顔の整った、男の先生だった。

北川剛太(ｷﾀｶﾞﾜｺﾞｳﾀ)先生というらしい。

少し歩き、ちょうど授業が終わったタイミングだったため、教室にはほとんどの生徒が居た。

キーンコーン、カーンコーン―

ガラガラッ―

北川「おーい、みんな座れ〜」

「なにー？休憩させてくれよー」

「北川ちゃーん、俺数学頑張ったー」

「北やーん、今日もかっこいいねぇー」

と、やっぱりクラスの自由さが一発で分かるそれぞれの声が聞こえてくる。

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