画描ク文説相違説

ファンラックス @堕落休

文章描ク相違

 そもそも、漫画と小説では根本的な文章の描き方が違っていると僕は考えます。

 漫画は挿絵に吹き出しや文章が描かれ、迫力のあるコマ割りと圧倒的な画力で読者を楽しませてきました。肝心の文章の描き方も、人物の言い回しや心の中の発言セリフが吹き出しに簡潔に描かれ(例外もあります)文字数が少ない、あるいは文字を読むのが苦にならないようなとなっています。

 一方で小説には挿絵がない、または挿絵の数が漫画に比べて圧倒的に少ないので漫画の描き方とは違い

(漫画で描いた全て)+(人物の行動描写、物の細かな位置移動、さらには人物の感情)までもを文章で描いてしまいます。そのせいかやたらと文字数が多く、場面の変化が激しいため漫画と比べるとです。

 僕のような小さい頃から文字を読むのに慣れている人はいいですが、文章を読むのに慣れていない人は、1ページを読みあげるだけで情報量の過多で脳みそが悲鳴を上げる事でしょう。

 そこで、僕は考えました。なら何故小説はこんなにも面白いのだろう…と。読むのが楽で挿絵もあるのなら漫画だけでも事足りるはずです。しかし、今日に至るまでに小説家の仕事は衰えるどころか、益々活気付いている様にも思えます。

 そこで、次は漫画や小説の魅力について、双方の比較を交えながら持論を述べていきたいと思います。

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