騒ぎを見ていたら同じ異世界に飛ばされた!お前達注目浴びすぎです。
川向こうのジェロ吉さん
第1話 皆んな並んでいる?
白い机に白い布を纏った受付嬢さん?
さっきから見ていたけど、皆んな話した後に白い穴か緑の穴、そして黒い穴に吸い込まれる様に消えて行く。
「はい、いらっしゃい、まずは鑑定ね! フムフム犯罪歴無しね。
転生して異世界と、そのまま輪廻の世界で生まれ変わるのはどちらにしますか?」
目の前の女性が俺に尋ねてくる、背後で妹が俺の腕を引っ張る。
「あゝどうした?」
「これってアレじゃ無いの、死んで他の世界に行くって言うラノベ的展開のアレよ!」
背後の妹が言っているけど、本当だろうか?それなら俺達兄妹は死んだ事になる!
「どちらにしますか? お早めにもうすぐ終了時間で明日に受付になりますよ!」
受付嬢さんが早く回答しろと言ってくるが、どうすると妹を見ると声が出ていないけど、口の動きで異世界と言っている様に見える。
「異世界は転移ですか転生ですか?」
俺の質問に、受付嬢さんはすぐに答えてくれる。
「どちらもこのまま生まれ変わります! 異世界に行くにしても転生だけですよ、ただ犯罪者は輪廻の輪に強制移動です!」
犯罪が何かを示すかは分からないけど、母親の財布から100円盗んだのは犯罪で無いらしい、ならばと!
「異世界でお願いします!」
俺は回答すると背後の妹が聞いてくる。
「受付嬢さん、2人一緒の世界に行けますかね?」
又新たな人生を妹は俺と過ごしたい様だけど、どうすれば良いか受付嬢さんは考えている。
「……う〜ん、その場合は双子で生まれるか?それとも別々の所に落ちるかは50対50の確率ですね!私ではその能力は有りませんので!」
妹は残念がる、確率が半々ならかなり良い確率なんだけどな?
「では異世界転生でお願いします」
俺はキッパリと言うと、妹も同調して頷く。
「私もお願いします、絶対に双子で、それも私がもう一度妹でお願いします!」
妹は受付嬢さんに、無理やり双子とか言って困らせてしまう。
「あのね、それは運しか無いのよ、それよりも異世界に行くなら特典と能力を上げるわね、まずは生活魔法よ! 火をつけられる火魔法、コップ一杯の水を出せる水魔法、そのコップを作れる土魔法ね!そしてお風呂代わりやトイレの後のクリーン魔法よ、それと後は運が有れば何かの魔法を何処かで覚えるわよ!」
何かのコツで新たな魔法が貰える様だ。
「更に生活魔法を上達すれば、大きく魔法を使えるわよ攻撃魔法とか守りの魔法とかね!」
生活魔法は初歩で、更に魔法を上達させれば大魔法に発展するのか!
「後は特典でお兄さんに……マジックバックを、妹さんには……鑑定魔法を付けてあげるわよ!言葉は会話は出来るけど、文字は勝手に変換するから大丈夫よ」
おおっと俺にマジックバックと妹には鑑定くれるのか! ただ離れたら意味は無くなるけど?
「後は能力ね! お兄さんには……一撃ね!魔力を使うけど剣か肉体を鍛えてね、妹さんには……よしお兄さんが怪我したり病気になった時のヒールとキュアをあげる。どちらも生活魔法と同じ様に使えば使う程成長するからね、では最後にサバイバルセットも付けて、では行って… 何事?」
受付嬢さんがオレ達を送ろうとした瞬間に、隣が騒がしくなる?
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