秘華園、宮市に酔う

悠井すみれ

本編&登場人物紹介

◆本編◆

花旦綺羅演戯 ~娘役者は後宮に舞う~(https://kakuyomu.jp/works/16817330647645850625

 中華後宮×演劇(宝塚)もの。女は舞台に立てない時代、「国一番の娘役」を目指す少女は、後宮にある「女だけの劇団」を目指す。けれど、即位したばかりの皇帝は大の芝居嫌いだった。しかも、後宮の役者たちはそこに渦巻く陰謀とも無縁ではいられなくて──

 第9回カクヨムコンテスト ライト文芸部門特別賞受賞作✨ 「煌めく宝珠は後宮に舞う」と改題の上、2025年1月24日、角川文庫より1、2巻同時発売予定です。


◆用語◆

華劇かげき

 歌や舞・芝居を包括する、作中世界の舞台芸術。この世界で言う京劇やミュージカルのようなジャンル。一般的には女役も男性が演じる、歌舞伎のような世界でもある。


秘華園ひかえん

 後宮にある女だけの劇団。または役者の宿舎や練習場、劇場を包括する一画。数代前の皇帝が重度の芝居好きだったため創設された。


偽春ぎしゅんの変

 本編で起きた陰謀劇。その解決の影に、燦珠と霜烈の活躍があったりした。


◆登場人物◆

燦珠さんじゅ

 本編ヒロイン。国一番の娘役を目指す、天真爛漫・明朗快活な少女。女でも芝居ができるとと聞いて後宮にある秘華園に入る。

 舞も歌声も華やかで輝く宝珠にもたとえられる。恋愛方面の情緒は未発達。


よう霜烈そうれつ

 本編ヒーロー(?)。燦珠を秘華園に誘った芝居好きの宦官。後宮の妃嬪にも劣らぬ美貌に加えて、聞く者の魂を愛撫するような美声を持つ。役者としても人間としても、燦珠の眩さに惹かれている。

 本編で色々あって鐘鼓司しょうこし太監(秘華園の責任者)になった。正体については本編参照。


華麟かりん

 貴妃のひとり。富裕な名門、しゃ家の出身。重度の戯迷ぎめい(芝居オタク)。星晶せいしょうが最推し。


星晶せいしょう

 秘華園の男役のひとり。長身に加えて涼やかな美貌は極めて姿の良い少年にしか見えない。華麟に仕えている。


翔雲しょううん

 最近即位した新帝。先帝の実子ではなく傍系から選ばれたため、本編では色々揉めた。当初は、先帝が政治を放棄した原因となった華劇、ひいては秘華園を嫌っていたが、本編のイベントを経て考えを改めた。

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