オカルト研究会発足しました~案件1: 消えない赤いシミ~

あさき いろは

1.  プロローグ

 街外れの丘の上に立つ古びた屋敷。

その赤いレンガの壁は長年の風雨にさらされ、ところどころこけむしている。


地元では「呪われた屋敷」と呼ばれ、近寄るものはほとんどいなかった。

どこか不気味な雰囲気を醸し出しているこの屋敷には、「消えない赤いシミ」があるという噂があった。

その噂の真相を究明しようと、屋敷へ足を踏み入れることに。


 小さなころから祖母に「あの屋敷には近づいてはいけない」と繰り返し言われてきた遥香だが、「なぜ?」その理由を知りたい気持ちにはとうとう勝てなくなり、

警告を振り払い仲間たちと今、パンドラの箱を開けようとしてた。

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