JKアサシン米子 第3部
南田 惟(なんだ これ)
第1話 Chapter1 「普通の女子高生 米子」
米子は高校3年生になっていた。ニコニコ企画をしばらく休み、勉強中心の生活を送っている。昼は学校に通い、帰宅後は17:00から22;00まで大学受験の参考書を読み、問題集を解いた。数学と理科系はまったく苦労する事は無かった。社会の暗記問題は一回憶えるだけで忘れる事は無かった。米子はIQ160で記憶力が抜群に良かった。前回実施した本部での知能指数テストではIQ200を計測した。最近受けた予備校の全国模試の偏差値は『76』だった。この結果に桜山学園の教師達は驚愕した。ただでさえその美貌で有名な米子が頭脳も明晰だということで生徒たちの間で話題になった。米子のファンの男子生徒達は色めき立った。
「沢村さん、明日予定ある? もし良かったら私達と遊ばない?」
休み時間に教室の席で本を読んでいた米子に浜崎里香が話かけた。
「遊ぶって何するの?」
「カフェに行ったり、買い物したりカラオケするんだよ」
「ふーん、いいよ。暇だし」
「じゃあ、10:00に渋谷に来てね。沢村さんとツルめるなんて嬉しいよ。ステータスなんだよね」
「そうなの?」
「だって学校イチの美人で、偏差値『76』だよ! それにクールな雰囲気だし。他のグループも沢村さんと仲良くするのを狙ってるんだよね。グループに沢村さんが入れば漏れなくファンの男子達も付いてくるからね」
米子は浜崎里香、野沢瑠香、大屋美里、岸本きらりと渋谷のカフェにいた。米子だけ桜山学園の制服姿だった。
「沢村さんと一緒に遊ぶなんて新鮮だよ」
野沢瑠香が言った。
「だよね~、沢村さんって男子の憧れの的だし、頭も凄くいいじゃん、仲良くできるのは嬉しいよね。これからも学校で話しかけていいよね?」
大屋美里が言った。
「いいよ。遠慮しないでよ」
「今日は服も見ようよ。私がコーデしてあげるよ。いいお店があるんだよ。沢村さんに似合うと思うよ」
岸本きらりが笑顔で言った。
「うん、楽しみだよ。岸本さんのチョイスは抜群だよ。この前はありがとうね。おかげでいっぱい服買ったよ」
「私達のグループって結構イケててさ、カーストは一軍なんだよ。グループに入ってくれとは言わないけど、沢村さんと仲良くできればもっとポジションがあがるんだよ」
浜崎里香が得意気に言った。
「そうなんだ。うちの学校、カーストなんてあるんだ」
「沢村さんはそういうの興味なさそうだもんね。でもそういうのがカッコいいんだよね」
「ねえ、沢村さんって普段何してるの? 遊びとか行かないの?」
「それより彼氏とかいないの? モテモテだよね。他の学校でも沢村さんは有名らしいよ」
「頭もいいけど、スポーツも凄いよね。中学の時部活とかやってたの?」
米子は質問攻めにあった。普段誰とも話さない米子はミステリアスな存在なのでみんな興味があるのだ。米子は質問に適当に答えた。
「ねえ、沢村さん、あの時の事教えてくれる」
野沢瑠香が低い声で言った。
「あの時?」
「ほら、倉庫で私達がD組の加奈の仲間の半グレに脅されたじゃん。あの時沢村さんが突然現れて私達を助けてくれたじゃん。棒みたいので全員倒して、車でどっかに運んだでしょ、あの後どうなったのか気になってたんだよ。河原で車が燃えて3人が死んだって新聞に載ってたんだよね。あれって沢村さんがやったの?」
「その話はやめようよ! 助かったんだからもういいじゃん」
浜崎里香が慌てて割って入った。
「死んだのはあいつらだよ。私が仲間に渡したんだよ。私の仲間って結構怖くてさ、相談したら協力してくれたんだよね」
「えっ? 本当に殺したの!?」
「うん。私もちょっと驚いたけど、私の仲間って容赦ないから」
「それって、半グレとかヤクザ!?」
「うーん、もっと怖い存在だよ。半グレやヤクザなんて子猫みたいなもんだよ」
「何でそんな人たちと繋がってるの?」
「いろいろあってね。私、孤児なんだよ。生きるために色々やって、その仲間と繋がったんだよね」
みんな押し黙った。米子が孤児だということを知っていたのは浜崎里香だけだった。米子は自分の強さや組織の力をひけらかすつもりはなかった。強くて恐ろしい組織がバックにいることを仄めかして皆に恐怖感を与え、これ以上詮索させないためだった。
「でも、沢村さん自身も強かったよね。一瞬で3人を倒したじゃん」
「まあ、出席日数ギリギリで焦ってたし、買った『特殊警棒』も試してみたかったんだよ」
「特殊警棒ってあの棒の事? 車の運転もしてたよね?」
「いろいろヤバいバイトやってて、車の運転も覚えたんだよ」
「沢村さんってアクション映画に出て来るヒロインみたいだね。怖いけどカッコいいよ」
野沢瑠香がため息をつくように言った。
「まあさ、みんないろいろあるんだよ。沢村さんと仲良くなれたんだからそれでいいじゃん。沢村さん私の行ってる総合格闘技の道場で強い先輩や館長にも勝ったんだよ。私もびっくりしたよ」
浜崎里香が言った。
「沢村さん、芸能界とかに興味ないの? もし芸能人になったら私をスタイリストにしてよ。絶対に売れるよ」
「興味ないよ。だって虚構の世界じゃん。リアルな自分を大事にしたいんだよ」
米子達はアパレルショップや雑貨店を周り、ゲームセンターでプリクラを撮ったりして楽しんだ。米子にとっては新鮮な経験だった。同じ歳の女子高生の生活に初めて触れた気がした。格闘訓練で痛みに耐え、射撃訓練で硝煙にまみれ、爆破の衝撃波を何度も体に受け、多くの命を自らの手で奪ってきた事が特別なのだと改めて実感した。日本の裏社会や国家の謀略を知り、非合法な組織に身を置いて戦ってきた自分の半生を不思議にも思った。もし家族が殺される事なく、普通の女の子として生きていたら自分も『こんな生活』だったんだろうと思った。
米子達はカラオケボックスにいた。
「ねえ、さっき撮ったプリクラって面白いね。私の目が宇宙人みたいに大きいよ。こっちなんて少女漫画みたいに目がウルウルだよ」
米子がプリントシールを見ながら言った。
「沢村さんプリクラ初めてなの? 顔や背景を変えられるんだよ。あはは、これなんかみんな鼻デカ!」
大屋美里が楽しそうに言った。
「沢村さん何歌うの?」
「カラオケってほとんど来た事ないんだよね。歌も知らないし。音楽はクラシックとか『クラブジャズ』しか聴かないし」
「じゃあ、皆で歌えるやつ歌おうよ」
米子達は坂道アイドルグループの歌を中心にみんなで歌って大いに盛り上がった。米子以外はカクテルなどのアルコールドリンクを飲んでいた。
「沢村さんお酒飲まないの?」
岸本きらりが訊いた。米子はアルコールを飲まなかった。アルコールは体を蝕み、戦闘能力を下げると考えていた。冬季のサバイバル訓練の際にマイナス20度の極寒の環境で体を温めるためにウイスキーを飲んだ事もあったが、あくまでのサバイバルのためのアイテムだった。
「うん、体に合わないんだよね。それに未成年でお酒飲むなんて不良じゃん」
「沢村さん面白ーーい! あんなに凄い事やって、『お酒飲むなんて不良じゃん』ってウケるよーー。車の運転の方がよっぽど不良だよ」
大屋美里が笑いながら言った。カラオケはそれぞれが持ち歌を歌い始めた。米子はそれを黙って聞いていた。
「ねえ、沢村さん、力になって欲しんだけど」
隣に座っていた野沢瑠香が米子の耳元で呟くように言った。
「何?」
「あの、私のお父さんの事なんだけど・・・・・・」
「お父さん?」
「うん、私のお父さん、会社を経営いてる んだけど、最近変な人達に脅されてるみたいなんだよ」
「変な人達?」
「よくわからないけど、暴力団みたいな感じなんだよ。電話で話してるの聞いたんだよね。家も売るみたいな事言ってるし。この前なんて家の前に引き裂かれた犬の死体が置いてあったんだよ。お母さんもノイローゼみたいになっちゃって大変なんだよ」
「警察に相談すればいいじゃん」
「それが難しいらしんだよね。沢村さんは強い人達と知り合いなんでしょ?」
「お父さんの会社って何やってるの?」
「貿易関係だよ。よく海外にも行ってる」
「情報が少なすぎるよ。もっと詳しい情報を教えてくれればアドバイスくらいできるかも」
「わかった、調べてみるよ」
「何話してるの?」
岸本きりが話に割り込んだ。
「お父さんの件だよ」
野沢瑠香が答えた。
「ああっ、その件か。沢村さん、なんとかしてあげてよ、瑠香が学校やめる事になっちゃうかもしれないんだよ。沢村さんの仲間に頼めばなんとかなるんじゃないの?」
3日後、米子は校舎の屋上で野沢瑠香から概要を聞いた。野沢瑠香の父親である野沢一郎が経営している会社は『フューチャー貿易株式会社』。年商30億円で社員30人の会社だった。野沢一郎を脅してるのは『木島コンサルティング』という会社だった。経営や金融についてのコンサルを行っている会社のようだ。木島コンサルティングの社長は『木島正芳』という名前だった。木島正芳の名前でネットで検索すると怪しい情報がいくつかヒットした。木島正芳はカタギではないようだ。米子は裏社会に身を置く権藤正造に訊けば何か分かるかもしれないと思い、権藤に電話を掛けた。
『おう、米子ちゃん、久しぶりやな! どないしたんや?』
『この前は神戸牛ありがとうございました』
『おおーー、楽しかったな。またみんなで美味しいもの食べたいわ。みんな元気なんか? ミントちゃん、樹里亜ちゃん、瑠美緯ちゃん、みんな可愛いかったわ。スマホの写真毎日見とるで。そうや、今度わしの別荘に行かへんか? 伊勢にあるんや。美味しいもんぎょうさんあるで』
『はい、みんな元気です。別荘ですか、楽しみです。ところで木島コンサルティングっていう会社ご存じですか? 社長は木島正芳。赤坂にある会社です』
『知っとるで。なんや妙な事聞くな。木島正芳は経済ヤクザや。『三輝会』とは同盟関係やけどな。そやけどエグやつらやで。表向きはカタギを装っとるけど、『東風会』のフロント企業や。木島はそこの組長もやっとる。配下の組を使って荒っぽい事やってるわ。そやけどどうしたんや? 米子ちゃん達の仕事と関係あるんか?」
「個人的な事です」
「木島とは関わらん方がええで。たちの悪いやつや。そや、わしの弁護士を教えたろ。いろいろ裏社会に詳しくて調査能力はピカ一や。かつては超大物のフィクサーの息がかかった事務所や。警察より頼りになるんや。そやから高い顧問料を払っとるんや。東京にも事務所があるから訪ねたらいいわ。『袴田法律事務所』や。たしか虎ノ門やったな。わしから電話しとくわ。それより別荘、いつがええんや? 魚や伊勢海老が美味いんや。松坂牛もあるんや。食べ放題やで。景色も綺麗やし、温泉もあるんや。近くに大きな遊園地もあるし釣りもできるんやで」
「楽しみです。夏休みに行きたいです。みんな権藤さんの事が大好きなんです。優しくて、気前が良くて、カッコいいお爺ちゃんだって良く話してます」
「ほんまか!? 嬉しいわ。わしも楽しみや。ここだけの話やけど地下室に射撃場もあるんや。射撃の練習もできるで」
「ますます楽しみです。『袴田法律事務所』、訪ねてみます。ありがとうございました」
「おお、米子ちゃんに協力するようわしからも頼んでおくわ。別荘の件、日程が決まったら連絡してくれ。ホンマに楽しみやわ」
【虎ノ門 袴田法律事務所】
「沢村米子です」
「袴田弁護士の秘書の影山です。話は権藤さんから伺ってます」
影山は髪の毛を七三にわけ、メタルフレームの眼鏡を掛けて、銀行員のような風貌だ。固めの生地のブリティッシュスタイルのチャコールグレーのスーツを着ていた。
「木島コンサルティングと東風会について教えて欲しいんです」
「調査結果の概要はこの資料に書いてあります。目を通して下さい。それにしても沢村さんは綺麗ですね。権藤さんの言う通りだ。高校生なんですよね?」
「はい。ちょっと特殊な組織に属してますので裏社会については一般の人より詳しいです」
「特殊な組織?」
「内閣情報統括室関連の組織です」
米子はいちいち説明するのが面倒だったので内閣情報統括室の名前を出した。
「ほう、あそこですか、興味深いですね。じゃあ暴力団や犯罪の事を説明しなくてもよさそうですね」
「はい、資料を読ませていただきます」
木島正芳は53歳で台東区の中学校を卒業していた。木島コンサルティングは企業経営や金融資産の管理に関するコンサルティング会社だった。住所は赤坂で社員は20人。表向きはカタギの会社だった。東風会は平成に入ってから設立された反社会組織で企業恐喝や会社乗っ取りなどを行い、違法マッサージ店の経営や違法薬物の売買も行っていた。配下の実働部隊は誘拐、暗殺等を行う荒っぽい集団で、銃器を所持し、戦闘行為も得意としていた。東風会の本部は上野にあった。資料には木島の自宅住所や行動パターンも記載されていた。米子は資料に目を通した後、野沢瑠香の父親の会社、『フューチャー貿易』の件について影山に相談した。
「お友達のお父さんの会社ですか。おそらく恐喝でしょう。乗っ取りも考えているのかもしれません。彼らは行動が早いです。長々と脅かすような事はしません。フューチャー貿易の社長を誘拐して殺害するかもしれませんね。犬の死体を投げ込むのは彼らの最終通達です。まあ『三輝会』から圧力を掛ければ手を引くかもしれませんが、抗争に発展する可能性もあります。かなり無茶をすることでのし上がって来た組織です。それに経済事件は民事の範囲なので警察に相談しても埒があかないでしょうね」
「権藤さんには迷惑を掛けたくありません。何かいい方法ないですかね? 木島ってどんな男なんですか?」
「木島は経済ヤクザですが残忍な男です。中学を卒業して裏の社会に入りました。若い頃は債権の取り立てなど、暴力を使って荒っぽい稼ぎをして東風会を立ち上げました。地上げを始めたのをキッカケに企業恐喝や乗っ取りにも手を出して『木島コンサルティング』も設立しました。今ではかなりの収入があるようです。高級車を何台も所有し、別荘も持っているようです。本人はインテリを気取ってます。絵画などの芸術分野にも投資をして文化人の仲間入りをしたいようです。まあ学歴コンプレックスがあるのでしょう。東風会はなんでもやる暴力団です」
「拉致して脅すのどうですかね?」
米子が言った。
「難しいですね。木島はいつも強いボディーガードを連れています。上手く拉致して脅せば手を引くかもしれませんがね」
「殺すのはどうですか?」
「ははは、綺麗な顔をして怖い事をいいますね。まあ確実な手段ではありますね。私達もいろいろ調べましたが、木島はなんとういか、若い女性が好きなようです。それも中学生や高校生が好みで高い金を払って買っているようです。沢村さんはかなりカワイイ女子高生だ、近づくのは意外と簡単かもしれません。でも殺すのは止めた方がいいですよ。その若さで殺人を犯すのは頂けない」
「私はただの女子高生です。殺人とは無縁です」
「そうあって欲しいですね。フューチャー貿易と木島コンサルティングの関わりについて調査をしますので5日後にまた来てください」
米子は考えていた。本来なら野沢瑠香の相談など無視したはずだが、仲間や友達が出来た最近は少し思考が変わってきた。野沢瑠香の事を心配して頼んできた岸本きらりには服を選んでもらった借りもあると思った。米子は冷酷無比で感情の乏しい暗殺マシーンである自分が少し変わってきている事に戸惑いを感じ始めてもいた。
5日後、米子は再び袴田法律事務所を訪ねた。野沢瑠香の父親が経営するフューチャー貿易と木島コンサルティングの調査結果を知るためだ。
「木島はフューチャー貿易の野沢社長に無理な事業提携を申し出てます。木島コンサルティングは経営コンサルタントとしてフューチャー貿易に近づきました。取引は2年になります。しかし最近はフューチャー貿易の事業に口出しをするようになっているようです」
影山の声は落ち着いていた。
「無理な事業提携って何ですか?」
「覚醒剤や拳銃などの密輸です。フューチャー貿易は小さな貿易会社ですが、極めて特殊な工作機器などの輸出入代行業務を行い、各国と取引があります。木島はその業務を隠れ蓑にした違法な貿易を野沢社長に捻じ込んだようです。野沢社長が断れば会社を乗っ取るつもりでしょう」
「その業務はもう始まってるんですか?」
「いえ、まだです。この件を進めているのは木島コンサルティングの企画営業部長の『白木』という男です。かなり強引な手段で業務提携を迫っているようです」
「わかりました。私の手には負えそうにありません。女子高生にどうこう出来る問題じゃありません」
本心では無かった。米子は頭の中で作戦を立て始めていた。
「そうですね。力になれなくて申し訳ありません。今までの調査資料はお渡しします。お友達と相談して警察に助けを求めるのがいいかと思います」
影山は分厚い書類の束を米子に渡した。
「いろいろありがとうございました」
米子は立ち上がってお辞儀をした。
「権藤さんによろしくお伝え下さい。そうそう、木島は睡眠薬を使うのが得意なようです。文化人を気取って『未夢庵』という近所の喫茶店によく出入りしています。休日のア午前中はそこで過ごす事が多いそうです。そして未成年の女性に目が無い。木島の配偶者と息子はここ1年ほど別居状態のようです。木島のボディガードは空手の達人です。コールドスチールのナイフでは厳しいと思います。まあ、いくら空手の達人でも『357SIG弾』には敵わないでしょう」
影山が面白そうに笑顔を浮かべて言った。
「袴田法律事務所の調査能力は凄いですね。また何かあったら相談にのって下さい」
米子は少し焦った。今回の件で袴田法律事務所は自分の事も調べたようだ。自分の過去についてどこまで知られているのかが気になった。
「はい、こちらこそよろしくお願いします。内閣情報統括室とは仲良くしたいので」
影山の眼鏡のメタルフレームが蛍光灯の照明を反射して光った。
米子は教室の窓から外を見ている野沢瑠香に近づいた。野沢瑠香は無気力で疲れた な顔をしていた。
「野沢さん、怖いやつらから電話あったら録音するようにお父さんに言ってね」
「えっ? 沢村さん、どういう事?」
「いいから伝えて。きっといい結果になると思うよ」
「沢村さん、もしかして何か動いてくれてるの?」
「来週またみんなでカラオケ行こうよ。流行ってる歌を覚えたいんだよね、JKだからね」
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