第7話 2つの世界を自由に行き来できるようにしてみた
イヤホンのコードが頻繁に絡まる世界は十分に満喫した。
そこで別の数学を求めて世界を改変することにした。
しかし、現代社会では法律の関係でできることが限られてくる。
そこで自分だけの数学ファンタジー世界を作ることにした。
やはりオークやゴブリンはファンタジーには欠かせない...
魔法があるだけで何でも有りの世界になるから素晴らしい。
触手で襲ってくるモンスターや媚薬を塗りこむモンスターも素敵だ。
異世界は数学の可能性は無限大にある。
そこで、家にある適当な異世界転生物の漫画を手に取った。
「家の扉のスイッチを切り替えることで、この本の世界に繋がるようになれー!!!」
家の扉のダイヤルを1番にするといつもの日本に繋がるようにした。
そしてダイヤルを2番にすると中世の建物が並び、ゴブリンやドラゴンが居る異世界に繋がるようにした。
今日は異世界で数学することに決めた。
今回の目的はゴブリンに襲われた村人を観察することである。
「一流ハンターの装備になれー!!!」
ゴブリンに襲われた村人を助けに行くが、ちゃんとした身なりを整えて会いに行かないと不審がられてしまう。
今回は姿を消さずに行動する。
準備ができたので扉のダイヤルを2番に合わせて異世界に移動した。
扉を開けると見知らぬ街だった。
「現地の言葉が話せるようになれー!!!」
まずは言葉が話せないといけないので言語を習得した。
ギルドなども漫画を見る限りはあるらしいが、まだ行く必要はない。
「ゴブリンに襲われた人サーチ発動!!!」
サーチ魔法のゴブリンに襲われた人専用版である。
街から東に30kmの地点でゴブリンに捕らわれた人を発見した。
街を出て、街道に着いたら空を飛んでゴブリンの巣の近くまで移動した。
「倒れろ」
見張りのゴブリンは一瞬で倒れてしまった。
ゴブリンの巣に正面から入っていって、次々とゴブリンを倒していった。
色々探検すると、ゴブリンに襲われてボロボロの服になった女性たちを助けることができた。
「街まで護衛しますよ」
ハンター風の服を着た自分に誘導されて彼女たちは歩き出した。
「第三の目発動!!!」
前を見ながらこっそり後ろにいる彼女たちの姿を観察するため、第三の目を発動した。
「絶景かな...」
街道は適当に生み出した馬車を使って移動した。
街に着くと衛兵に彼女たちを引き渡した。
そしてすぐに次のゴブリンの巣に向かった。
いくつものゴブリンの巣を壊滅させてたくさんの女性を助けた。
そしていくつかのゴブリンの巣を壊滅させたとき、奇跡に出会った。
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
そう、ケモミミ少女が居たのだ。
しかもキツネの少女である。
実にもふもふしていそうな尻尾だった。
尻尾にしゃぶりつきたい欲求を抑えるのに苦労した。
ケモミミ少女は国が保護すべき人類の宝である。
「第四第五第六第七第八第九の目、開眼!!!」
観察していることを悟られないように全力で観察した。
「くしゅん」
キツネのケモミミ少女が小さくくしゃみをした。
「かみ...さま...」
心の中でケモミミ少女を崇め奉った。
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