第5話 色々な方向から突然風が吹く世界にしてみた

 イルカが電車通勤する世界は十分に満喫した。

 そこで別の数学を求めて世界を改変することにした。

 風は女性を美しく見せる。

 ということで次は色々な方向から突然風が吹く世界にすることにした。


「外でも室内でもたまに色んな方向から風が吹いてくる世界になれー!!!」


 これで風にあおられる女性を見ることができる。

 さらに今回は追加のアイテムを用意する。


「音の出ないコードレスドライヤーよ現れろー!!!」


 瞬きすると手の上にコードレスドライヤーが現れた。


「準備OK、いざ出陣」


 外にでて白のロングスカートの女性を探した。

 そして、ドライヤーで風を送った。


「幸せかな...」


 ドライヤーの風でひらひらとスカートがはためいている。

 ドライヤーの風量を強にしてみる。


「今日は風が強いわね...」


 道行く女性に平等にドライヤーで風を当てた。

 そしてドライヤーで女性に風を当てているとお目当ての服装の女性が現れた。


「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」


 そう、制服のスカート丈を短くしたミニスカ女子高生である。

 ミニスカ女子高生の下から風を当てるようなことはしない。

 頭の上から両手に持ったドライヤーx2の最強の風を当てた。


「ちょっ...風強すぎ...」


 女子高生がスカートを手で押さえた。


「かみ...さま...」


 その場で女子高生を崇め奉った。

 

***


 今日はもう一つ目標がある。

 とある目標を達成するために中学校に来た。

 今回の目標とは、剣道部の女の子にドライヤーの風を当てることである。


「自分よ透明になれー」


 まずは透明になる。


「めーん」


 早速剣道をしている女の子を見つけた。

 狙いは黒髪長髪の高身長剣道女子だ。

 理想の女の子を探すのに学校を3つはしごした。


「見つけた...」


 ミニスカもいいが、剣道の袴もたまらない。

 長いスカートには長いスカートの良さがある。

 剣道のタレには名前が書いてあり、それがまた良い。

 今回は小林さんをターゲットとした。


「めーん」


「自分以外の時間よ止まれ!!」


 自分以外の時間を止めた。


「ぐへへへへ...まずは...」


 面を打ち込もうとしている小林さんの袴にドライヤーの風を当てた。

 時間を止めているので袴がひらひらとはためくことは無いが満足した。


「かみ...さま...」


 その場で小林さんを崇め奉った。



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