覚醒のM1-四次元時空間俯瞰的審査-
加賀倉 創作【書く精】
第一話『炎上! 鷲田クリニック』
冬の
とある巨大クリニック。
建物の外壁最上部にかかる看板には、横書きの、「
看板のど真ん中に……
ヒュゥウと、一つの
看板を建物の壁ごと大貫通。
——大炎上。
一帯には、ジリリと、非常ベルが鳴り響き、天井のスプリンクラーが、プシュウと、散水。
「なっ……なんだ! あの飛び跳ね回るニョロニョロ生物は!!」
鷲田クリニックの院長、
生物の外見の特徴は、その動きが速すぎるあまり、ニョロニョロとしたものであるということ以外には、認められない。
「こりゃあまずいぞ! M14だ! M14を持ってこい!」
「M14? 院長なんですかそれ? モノマネグランプリですか?」
部下は大真面目に、そう答える。
「違ーう!
騒ぎは、夜通し続いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます