きみのような向日葵

@hanamizuu

第1話 またここで

「はぁ、はぁ、」

汗を拭い肩に荷物を背負って俺は何となく懐かしいような街を歩いていた。両親の転勤でこの故郷を離れてから7年、今度は海外への転勤と言うことでついて行く選択と日本に残る選択を両親が選ばせてくれた。どうやら自分でも気づいていなかったがうちは裕福な家庭らしく、両親は俺に中古ではあるが一軒家を買って海外に行ってしまった、、(なぜ未成年が1人で一軒家なんか住めるのか、作者の妄想つまんなすぎだろ、これを読んでる読者の方は思うかもだがこれはフィクションなのでまぁ多めに見てくださいと言いたいところ。。。いや、俺は誰に向かって独り言言ってんだ)

そんなことを言ってるうちに目的地に到着した。玄関の表札には「八代」の文字、そう俺の苗字だ、カバンの底から合鍵をほじくり出し玄関を開けた。中は定期的に誰かが掃除をしているような綺麗さがあった(やっぱうちの親金持ちだったんだなぁ)家具も家電も全て揃えてあり住むには申し分ない家であった

荷物などを整理していたらあっという間に夜になってしまったので新品のベッドの上に寝転んだ、ベッドの奥から出てきた睡魔に意識を持ってかれる気がする、、、


女の子 「ねぇこっちで遊ぼうよ!」

女の子 「ほら!早くぅ!」


ああ、これは夢か、7年前にさよならも言えずにそのままにしてた「あの子」との記憶が蘇る。

また時間は動き出した、あの子との時間を取り戻しに行こう、そのために俺はここに戻ってきたんだ。

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