【出張版】初心者のための創作論〜カクヨムコンテスト編〜
雨宮 徹@クロユリの花束を君に💐
第1話 代表作に連載中作品はおすすめしない
皆さんはどんな作品を代表作に設定していますか? 当たり前ですが、自作の中でのヒット作になるかと思います。ただ、これ以外にも考え方があります。今回は代表作の設定について持論を書いていきます。
パターン①星の多い連載中の長編を設定する
一番多いパターンだと思います。星が多ければ、読者のお墨付きということですから。
パターン②星がそこそこある短編あるいは完結作を設定する
こちらは①に比べるとマイナーと言いますか、少数派になると思います。
この二パターンの場合、私は短編を代表作に設定することをおすすめします。なぜか。長編の場合は、連載中の場合が多いです。つまり、露出の機会が多い。そして、作者のホームページを見ると、更新作品→代表作の順に表示されます。代表作に連載中の作品を設定すると、せっかくある二つの欄を使いきれていないことになります。
連載中の作品はランキングから読者が来ることが多いです。もう一つは近況ノートで興味を持ち、一作読んでみるか、と言う場合です。ここで後者の場合、連載中の作品だと、果たして完結するのか? という不安が頭をよぎります。一方で、短編や完結作なら安心して読めます。簡単に言えば、代表作はあなたの作風を知るための名刺の役割を果たします。
少し話が逸れますが、長編を代表作に設定する場合は、読者の定着を目指すことができます。一方で短編、完結作を設定すると、多くの読者にアプローチすることができます。読者の定着か多くの読者へのアプローチか。長編の場合はすでに一定の読者が定着しているはずです。それならば、多くの読者へとアプローチする短編を設定して、作者フォロワーを増やす方が、今後の新作の読まれる確率がアップすると思います。
今回のまとめ
・代表作は星の多い短編もしくは完結済み作品がおすすめ。
・読者の定着を狙うなら、代表作は長編を、読者へのアプローチを目指すなら、短編もしくは完結済み作品を設定する。
・最終的には筆者の判断になるが、更新作品、代表作品の二つの欄を有効活用するという視点も持つ。
追記
カクヨムコンテストでどうしても読者選考を突破させたい作品があれば、代表作に設定しましょう。
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