アレスタリア

影山 みはつ

第1話 迷い込む

君は誰?


僕は、アレンだ。


君は?


そこで夢から醒めた、文也。

秋菜が「文也?また寝てるの?」と文也に声を掛けた。

先生が「おい、お前また寝て居たな。けしからん」と文也に怒って居た。

文也がヨダレを拭いて「すみません。俺は、あれから授業が退屈で」と先生に伝えた。

先生が「お前は、そこで立っていろ」と椅子から立たされた。

秋菜が「あーぁ、また授業中に寝て居るからよ」と情け笑いを浮かべた。

文也が「だってよー?正直に言っただけの事なのによ?此処に立たせる奴がいるか?」と立たされた事にムキになって居た

先生が「授業中うるさいぞ?黙っていろ」と文也が注意されて居た。

文也が「お前のせいだからな?」と秋菜に話し掛けた。

秋菜は「はいはい、文也が勝手に喋ったから注意されたんでしょう?」と文也の返事に呆れて居た。

文也が「あーぁ、もうこんな生活は嫌だ。RPGみたいな物語が今すぐに始まらないかな?」と屋上の手すりに身体を埋めた。

秋菜が「文也、あんた馬鹿なんじゃないの?そんな事が起きるわけないじゃ無いの」と文也を横目で睨んだ。

文也が屋上の手すりの後ろに向かって振り向いた。

その時、大きな黒い扉が丸く開いて居た。

文也は、秋菜に内緒でその扉に入って行った。

秋菜が「それよりも勉強しないとって、あれ?文也?」と後ろを振り返ると、何も無く文也の姿が無かった。

秋菜が「どこへ行ったのかしら?」と上の空を眺めて居た。


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