第3話 ペンライト

この道を通りすがる度、大げんかをしてそれっきりになっている幼馴染の部屋を見上げる。


と……。

ベランダで点滅するペンライトの光。


あれは……SOSのサイン?!

あの子の部屋へ行き、チャイムを鳴らし続ける。


ドアが開いた。

目の前には「やっぱり、来てくれた」と、照れくさそうに笑うあの子の姿が。


ー完ー


ペンライトの点滅は、子供の頃使っていた二人だけのサインの一つ。

あの子の方も、きっと、通りすがる彼の姿を見ていたのでありましょう。

仲直りのきっかけは、子供の頃からの絆。

無事に仲直り出来た二人の今後は……。


*****


明日のお題は『青い』デス^^

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