第7話 搾取子と愛玩子。―②

 自分、小六。愛玩子と一緒に朝食食べようとしたら、絶対神がニヤニヤしながら、

「おい搾取。愛玩子ちゃんのパン焼けよ」

「……今なんて言った?」

「あ?パン焼けよ!叩くぞ!」


 自分、小六。冬。女帝は自分がドライヤーを使うと、

「うるさい!」

 なので湯上がりで洗い髪でいたら絶対神が、

「おいもっとちゃんと髪ふけ。床が汚れるだろ」

「……いやふいたけど」

「まだびしょびしょだろうが!叩くぞ!叩きつけるぞ!」

「……いつも叩くぞ、叩きつけるぞって。それってどうやるわけ?」

「やってやろうかアァ!?あァ!?」

 

 小学生の女の子を大人が床に叩きつけたらどうなるか、絶対神には分からなかったらしい。ちなみに絶対神は愛玩にパン焼けよと言ったことも、叩きつけるぞと言ったこともない。自分にはそのわけが分からない。

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