世界最弱と呼ばれた能力の逆襲〜神へと至り全てを掴む男〜

ユウキ・アカツキ

序章異世界への誘いと絶対の始まり

第1話平凡の終わり、非日常の始まり

平凡はいつも過ぎ去っていくもの。

皆は必ず平凡は必ずあるものだと思っているいや平凡なんて言葉すら知らない人が多いだろう

当たり前のように車が走って、当たり前のように電車が動いて、当たり前のように人が仕事をして、当たり前のようにお金が入る


これが今の世の中当たり前になってしまった


だけど皆が当たり前のように過ごすこの日常の裏では、毎日虐められたり、お金が入らず放浪している人がいたり、戦争によって当たり前の暮らしができない人達だっている。

僕はそれを訴えようとして、虐められた。

非日常、非凡を訴えようとしたら僕自身が平凡では無い日常を過ごすことになったということだ


恐らく僕の周りの人は僕の言ったことが気持ち悪いと思って虐めてたんだろう

その時感じたのは、非日常を知ろうとする人間なんていないということ。

それを訴えたら排除されるということ


ーだからこそ僕はもう意味ないことはしないで平凡に暮らしていこうと思っている


だって、変に見られて虐められるなんて真っ平だからだ、実際僕は容姿で虐められていたことがあって虐められているこれが非日常だと言った次いでに虐めていたというのが事実だろう

中性的な顔立ちが気持ち悪いから

だから日常に溶け込む、平凡に溶け込むようにいる僕の存在が邪魔だったから

だからこそ、僕を虐めた


だから二度とその苦痛を味合わないために僕は平凡であろうと決めた


平凡の高校生

音霊湊おとだまみなとは平凡に過ごしたかった

だけど…

平凡なんて言葉は…異世界転移によってなくなり…僕の、いや俺の平凡は非凡であり非日常と化してしまったのだから、だから


僕は平凡のままが良かったんだ


モノローグ終了


■音霊湊はこの先どうなるか

そして何者になるかを

知りたい人は____

▶YES

NO


YESを選んだ方はお進み下さい

警告しますこの話はけして軽いゲームの話ではなく下らない理由によって起きた話です

残酷な描写が出るのでご注意ください

chapter1

2025年3月1日

私立西鳳学園高校

午前8:15


僕は、いや僕らは卒業式がこれからあるため登校している

僕ら…といっても僕のクラスの人は10人しかいない


ここは格式ある高校だ、だから不良がいる訳では無い

ただ、このクラスの人だけが消えるというある不可解な出来事が起きたのだ


起きた日は明確に覚えてる去年の5月末から徐々に増え始め、5人10人とクラスの中から人が減り

今では僕と仲のいい人、そして少し苦手な人がいて10人だけとなったのだ


何があってそんなことが起きたかなんて、分かりたくも無い


だって、それを言及したら虐められると思ったから

だから…言わなかったし言えなかったんだ


実際僕は…いややめておこう


まあ今ではそれで良かったと思う

なんせ、それに触れたやつから先に消えていったのだから

だから、これで良かったんだと今なら思う


そうこの僕は思ってしまう

「湊くんっ」


「あれ…櫻川さん?珍しいね」


「ううんっ、湊くんも朝早いねっ」


「ううん、僕は最後だからこの校舎目に焼きつたいって思ってさ」


「なんか…卒業なんて感慨深いね〜」


「まさかもう卒業式迎えるだなんて夢にまで思わなかったよ」


「分かるっ、最後…最後だもんね…」


「櫻川さん?」


「ううんっ、なんでもないっ。また教室でねっ」


「うんっ」

彼女は櫻川小春さくらがわこはるさん

僕よりも成績優秀で学年1位の実力を誇りそれに加え容姿端麗ですっごいスタイルもいいため男子からはいやらしい目で見られているけど女子からは尊敬する目で見られてていつしかファンクラブみたいなものまで出来ていて驚いたよ


まあ…このことは言えないけど櫻川さんとは幼なじみだから…虐められる対象であったことには変わりないけど

高校じゃそれを言わなかったから虐められることのひとつにはならなかった

良かったと言えば良かったけど実のところ櫻川さんとはほんとは一緒に居たいけどどうせこの先その事は叶わないから胸に閉まっておく

そう考えながら僕は外を眺める

「おっ、おーい湊ー」

と、再び声をかけられる今度は誰だろと思いたいがこの声の主…まさか


「その声は…廉か?」


「そうだよっ、やっぱり湊は変わんねぇなぁ」


「廉の方こそっ、でも1ヶ月ぶりだよ?」

と廉の方を見ると俺の事を睨むやつがいる

あー、無視しよ無視無視


「まあまあ、そうそう変わることなんてないだろうなぁ、でもお前は少し男らしくなったのかぁ?」


「うるさいやい」

と僕が言った後に


「なあ廉行こうぜ」


「あ、あぁ。じゃあまたな」


「おう」


「…」

睨まれた気がする

なんでだろ、というよりそりゃそっかそうだようなって感じだ


さっきの廉ってやつは中学時代の友人で一緒にこの西鳳学園に来てくれたいいやつ

イケメンでしかも運動も出来る

そりゃ女子はキャーキャー言うわけだ

廉の隣に居たやつは龍堂海斗りゅうどうかいと

まあ、わかる通り俺の事を毛嫌いしてる奴

以上


これ以上言いたくもないし語ることなんてない

とりまそろそろしたら教室に戻るか

「ふぅ…」


「こーらっ」


「おわぁぁぁっ?!」


「えへへっ、ついついイタズラしたくなっちゃったぁ」


「全く、僕の妹は悪い人だなぁ」


「妹って言っても血の繋がってないからなんでもし放題なんだよっ、ほらこちょこちょこちょ〜」


「や、やめっ、お前なぁ…ここでするな…やるならせめて家でやってくれ」


「おっ、言質いただきましたぁっ」

と走って教室に向かっていった


「ったくあいつ…」

足早に去っていったあいつは僕の義理の妹こと音霊真奈美おとだままなみ

まあ元気いっぱいのブラコンといっても過言では無いくらい僕にべったりで巷じゃ僕の愛人とか言われてるくらい一緒にいる時間が長い


悪い気はしないけどなんというか困ったことにこの学校を卒業したら家族になろうとかずっと言ってきてるから早くこの何考えてるか分からない変態から離れたいくらいだ

ちなみに、親が違うからか遺伝なのか知らんがこいつも櫻川さん並にスタイルがいい

なので男子の注目の的だったりする

と妹のちょっとした自慢をしながら教室に戻る


「あっ…」


「あれ、確か…由利香さんだよね」


「みなと…君だよね、これから教室行くの?」


「うん、そんな感じだよ。一緒に行く?」


「う、うんっ、一緒に…行くっ」

オドオドしてるこの子は西尾由利香にしおゆりかさん

なんと廉の彼女さんらしくそりゃあいつ眼鏡美少女好きだったからなぁ

何ともまあ容姿には自信が無いとは言っているもののスタイルも抜群で眼鏡と長い髪でそれに巨乳ときたものだからこの魅力的で隠れ美女のことを分からない奴らが多い


そのことに気づいた僕と廉はほんとにグッチョブとしか言いようがないや

しかもこの2人くっつけたの僕だししかもこの子が廉と付き合った時に起こったいじめを解決したのも僕だから意外に接点はあるのだ

「みなと君はさ、進路…どうしたん…だっけ」


「うーん、僕はね交通系の仕事かな」


「電車…とか?」


「そうだね、そういう感じ」


「高卒…大変そうだけど…頑張って」


「うんっ、もちろんだよっ」


「ふふっ」


「えへへっ」


「あー、由利香が抜け駆けしてるー!!」

あー、うるさいのが来た


「ぬ、抜け駆けって…そういうわけじゃ…それに私には廉くんがいるし…」


「そういう問題じゃなぁい!!湊は私のなのっ!!デートは絶対問題許さないからっ!!」


「いつからお前さんのものになったんだよ彩音」


「それは…そのね…えっと…」


「わかんないんかい」


「だって生まれた時から湊は私のものだし」


「なんでだよ」


「なんでもはなんでもなのっ!!それにこんな可愛い顔した男の子って絶対いないじゃん!!それに私小さい頃結婚しようって約束したじゃん!!」


「なっ…お前なんでそれ覚えて…///ってか可愛い言うな!!」


「そ、そう…だったんですか?」


「いや!違う!!断じて違う!!それに僕には…」


「言い淀むということは…浮気相手がいる?」


「まあ…」


「くっ…2人して…」


「まあまあ、そろそろ教室に行こー!!」


「なんで彩音が仕切るんだよ」


「いいじゃん、気分ってやつ」


「はぁ…」


「なんで納得してないのよー!!」


「こんなやつ掘っておいて早く行こっか」


「う、うん」


「ちょっ、置いてかないでよー!!」

と騒がしいやつが追加したが教室に戻る

ちなみにうるさいやつの名前は古川彩音ふるかわあやね

僕の腐れ縁である


午前8:30

ガラガラッ

と教室に戻ってドアを開けた瞬間に仁王立ちにして腕組みしてるTheマッチョと言えるやつが待ち構えていた

「来るのが遅いが、何かあったのか!!」


「なんもないですよ…藤堂さん」


「はっはっはっ!!相変わらず湊は女みたいな顔だが表情が分かりやすくて助かるな!!まあ席につきたまえ!!もう間もなく、先生が来るみたいだからな!!」


「はいはい…」

相変わらず声がでかいこと…

後ろの人たち顔歪んでるって…

ってか…顔のこと言うなや…

コンプレックスなんだから


「よいしょ…」

あら、隣にはクラスの間では空気とか言われてるが勉強は櫻川さん並に匹敵するレベルの頭脳の持ち主こと東凌也様がいるじゃないですか

なんで空気かと言われると前髪を目元まで下ろして眼鏡を掛けているから

まあクラスの連中はあまり良くは思ってないみたいだが僕は凌也のことは尊敬している

実際クラスの連中よりは仲良い自信があるからだ


辺りを見回してみるとこの学園の2番目に人気のある髪はポニテにしてあるなんというか女武士感ある西崎舞と舞の弟で僕と同じ中学で剣道部に所属していた音也がいた


音也は絡みがあるけどあんまり覚えてない、というより高校に入ってからはほとんど話した記憶がないから少し申し訳ない

が、舞という存在は知っていたがどういう人なのかは関わったことがないからほんとによく分からない

だから知らずに卒業してしまうのは惜しい気分だ


そう考えていると

ガラガラッ

「はいっ、皆揃ってるかな?」


「はーいっ、揃ってます!!」


「相変わらず古川さんは元気ですねっ、せんせーも負けないよう頑張りますよーっ」

相変わらず如月姫華きさらぎひめか先生は可愛い感じだし元気いっぱいだなぁ

というか大人ってことを感じさせないくらい子供らしいというか…まあ身長的な面もあるけど。胸も普通にあるしショートヘアだから多分皆が惚れる理由よく分かる

これ絶対言ったら怒られるな

「姫ちゃん先生ともう喋れなくなるなんて私寂しいです!!」


「真奈美も真奈美も!!」


「皆さん…私もそうです。ですがっ、この荒波を超えた先に皆は大人になるんですっ。そのために今日は頑張りましょうっ」


「「「「「はいっ!!!!」」」」」


「さあ、皆さんっ。会場に向かいましょうっ」

ここから、長いようで短い

人生最後の卒業式が始まるんだ

そう思った瞬間


「きゃあっ?!」


「何だ?!うわっ?!」

足元が急に光り始めた

それが光ったと認識した人間からどんどんと光っていく


「これは?!」

どうやら僕も例外ではないようだ


「分からない…けど!!」


「よ、よく分からないが…先生!!俺先生方呼んできます!!」


「東堂くん!!待って!!」

ガラガラッ

行ってしまった…

なんか嫌な予感がする…その行動をしてしまったら…恐らくやばい!!


「皆…身体が…」


「先生!!」


「落ち着いて!!落ち着けば…きっと!!」

何が起きてるか、なんて思考は働くことはなく

恐らくこれから待っているのは死よりも恐ろしいものだろうと思いながら…

僕はこの現象が終わるのを静かに待っていた

「小春…」_____

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chapter2

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はぁ…息が…出来る、声も…聞こえる


そして…ここはどこだ?


皆は…皆はどうなった?


小春も、真奈美も、廉、姫華先生達もいる

僕も…無事だ怪我も何もしてない

あれ?

東堂は?


『お目覚め下さい肉塊候補の皆様。早く起きないと、死んでしまいますよ?』______

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____

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■世界崩壊まであと残り301日___


▶to be continued

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