第2話 嫌がらせ
私の好きな大学院の先輩は誰にでも優しい。そんな私もそのうちの一人だと思いながら、地味な好きアピールをするけど、先輩は気が付いてくれない。本当にお人好しなのだからと苛立ちもした。だけど、先輩はペットボトルの間接キスをしても何も感じてくれない。私はそんな鈍感な先輩に苛立ちならがらの日々を過ごしている。先輩、私に興味がないんだ。私は何だかやけになり他の先輩と付き合うことを決めた。でも先輩は何も言ってくれない。止めろとその一言が欲しいのに。月日が流れ別の先輩と結婚することが決まった。私なりの最後の意趣返しのつもりだった。今でも先輩が止めてくれることを待っている。でも先輩の返事は式には不参加。私っていったい何やっているいだろうと情けなく思った。受け取った返信の前に私は泣いていた。
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