しりたがりのうまがたり

古博かん

1. お疲れ様レモンポップ

 2024年12月6日、東スポさんから配信されたレモンポップの競走馬としての登録抹消、現役引退と美浦・田中(博)厩舎からの退厩の動画。

 カメラが回っているにも関わらず、お尻を向けてごはんをモシャモシャしているツヤツヤした栗毛の馬体。


 ご当馬、よくよくご理解されていらっしゃる、レモンポップファンは、イコール、レモンポップの引き締まったムッキムキの大きなお尻(通称レモケツ)ファンでもあることを(笑)


 現役時代は、このムッキムキお尻を後続に見せつけて先行するスタイルが大人気でしたね。

 目の覚めるようなゴドルフィンブルーのメンコを装着して疾走する姿も、12月1日のチャンピオンズカップ(G1)を最後にとうとう見納めとなり、寂しくもあり、無事に現役を終えられる安堵もあり……。


 現役成績通算18戦13勝、獲得賞金額五億三千万円を優に超えたアメリカ生まれのマルガイ(外国産馬)の名馬です。

 ダート(砂地)のイクイノックスなんて称する方もいらっしゃいますね。


 12月7日付けで無事に北海道に移送完了したもようで、今後は種牡馬しゅぼばとして、ダーレー・ジャパンSC(スタリオンコンプレックス)さんのところで第二の馬生を歩むことになります。これからはお父さんとして、元気な産駒たちを世に送り出してくれるのが楽しみです。

 馬主のゴドルフィンさんは、所有馬の引退後の余生についても面倒見が良いことで知られているので、レモンポップも元気に第二第三の馬生を過ごして長生きしてもらいたいな。


 で、冒頭の東スポさんの動画の話に戻ると、退厩前のお別れ会と記念撮影時の様子も公開されていたのですが、田中調教師……ずっとレモンポップのお尻を名残惜しそうに撫でくりまわして何度もキスしてるの、失礼ながら笑わせていただきました。

 レモンポップといえば、言わずもがなお尻ですが、最後のお別れ、本当にそれでいいんですか……?(笑いすぎて腹筋痛い)


 当馬も慣れているのか、ごはんモシャモシャしながら「何してるの〜?」みたいな呑気な表情をして一瞬振り返った後、何も気にせずごはんしてて面白すぎる。

 さては常習犯ですね(笑)


 本当に最後の最後となる関係者一同との記念撮影(静止画)時、スタッフ一同が片手に持ってる恒例の生レモンに興味津々で、ずーっとソワソワしながら匂いかいでレモン齧ろうとしてるレモンポップの姿が可愛すぎる。

 本当に齧ったら、多分、馬の味覚でも地獄の酸っぱさなので、関係者も静止画対応しながら同時にレモンガードしつつ写真撮影している光景も視聴者としてはジワジワきます。

 というか、レモン片手のジャケ写って、往年のTVガイド(雑誌)ですやん。関係者の世代に昭和が香りますね(笑)

 いつぞや、平成生まれの主戦騎手がキョトン顔してた表情が思い出されます。


 こういう、レース以外で繰り広げられる関連こぼれ話が大好きなのです。

 こんな感じで、ただただ好き勝手に馬ネタを拾っていく、お気楽なエッセイ(不定期更新)始まりまっす。

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