第13話詩ちゃんとオフコラボ2
コメント
・!?!?!?!?!?
・やべぇぞ変態だ!!
・あやちゃん詩ちゃん超逃げて!!
・え??今綾華ちゃんのママって言った?
・絵柄少し似てるとは思ってたけどママだったんか
・あやちゃんの絶叫がwww
・急に開けたからびっくりしたんやろなぁ……
コメント欄が大騒ぎになるのも理由がある。
なぜなら、少し高めの身長にサファイアの瞳をした明るい青髪をしたお姉さんのような見た目で、配信ではイラストの描き方などを簡単に解説する配信などをしているのが私のママであり一期生の『星野神楽耶』先輩だ。ちなみに少し前のコメントにあった「同期のセンシティブイラスト描き始めてバンされかけた」のはこの人である。その配信では私もものすごい焦ってコメントで止めてたなぁ……。マネージャーさんからの電話がなかったら描き続けてたらしいからだいぶ危なかった。
一期生2人目は、私と同じくらいの身長に銀髪で青紫色の瞳の猫耳パーカーを着た美少女で、ゲームをメインで配信している『猫鈴にゃる』先輩。ゲームの実力はものすごく、数々のゲームで上位に入っていけるレベルの実力なのだが、あまりにも運が悪すぎるせいで大事な場面でやらかすのがあるあるだ。優勝一歩手前で猫がキーボードを踏み、落下死からの特大台パンした時は私もものすごい笑った。
3人目は私より低めの身長で輝いている金髪ショートカットに暗めの黄色の瞳に制服を着ている、現在Re:Live!の中で最年少の『
一期生最後の1人は、赤みがかった茶色のふわふわとした髪に黒い瞳の大人っぽさが感じられるビジュアルで、暴走しがちな一期生をまとめている(自分で言ってる)自称まとめ役のお姉さんの『篠崎かえで』先輩。配信はよく雑談配信をしていて、テンポの良さや楽しそうに話してる姿が人気だ。しかし、見た目とは裏腹に一期生の中で一番子供っぽい自由さがあり、一期生同士のオフコラボではご飯を食べた後の配信だったためか、始まった瞬間から眠たそうにしており、その時コラボしていた瑠璃先輩が少し席を立った隙に寝るという自由っぷりを見せた。
このような憧れでありずっとファンである先輩達の1人が私のVtuberとしてのママです。
「よし、私がママだってこと言えたし私は帰るよ!綾華ちゃんも詩ちゃんもこれからよろしくね〜!ばいばーい!」
「え、ちょっ……」
そう言うや否や、先輩は私達に手を振りながら部屋を後にした。あまりにも自由すぎはしませんか?
「チャットで言ってた『今言っちゃおうか』って自分で言うってことだったんですね……」
「あはは、嵐みたいな先輩だったね。それにしても神楽耶先輩がママだなんて僕も驚いたよ」
「二期生募集が決まった時にマネージャーさんに『二期生の中の1人は私がママやってもいい?』って聞いてたらしいですよ。それが私になるとは思ってもなかったですけどね……。あと前会った時に自分の描いた子が動いてる姿を見たいと言ってました」
「僕もイラスト描いてるから自分の描いた子が動いてるのを見たいって言うのすっごいわかるな〜。僕も今度三期生がデビューする時に同じように頼んでみようかな?」
「いいですね!」
コメント
・あの性癖すっぽんぽん一期生言うためだけにきたのか……
・まぁ実際絵はマジで上手いからなぁ
・あやちゃんは神楽耶ちゃんの隠し子だった、と
・誤解が生まれる言い方www
・詩ちゃんもイラスト上手いからママになれるよ!
・そうそう!お前がママになるんだよ!
・やめろ
さて、予想外のこともあったけど引き続き質問に答えていくぞ!!
「次はこれにしよっかな〜。あ、私が書いた『二期生全員でやりたいこと』ですね!」
「みんなでやりたいことかぁ……。そうだ、前コメントで見かけた『みんなで運動する』ってやつ面白そうだなって思ってたんだよね」
「運動かぁ……」
「あやちゃんは運動苦手?」
「自慢じゃないですけど高校の時は体育で倒れすぎて、途中から授業始まる前に担架が運ばれてきたことがあります!」
「おっけー、本当に自慢じゃないし苦手ってことね。二期生でやりたいことは何かある?」
「せっかくなら配信とか関係なしにオフでみんなと遊びたいですね〜。遊園地とか楽しそうです!」
「おっ、遊園地楽しそうだね。今度みんなで考えてみよっか」
「やったー!」
コメント
・仲良いなぁ
・運営から直接運動企画やってくれないかな
・あやちゃんやっぱり運動苦手なんだな笑
・解釈一致
・担架用意されるって相当だろwww
・流石に全く運動しないのはよくないから少しは運動しておこう
「確かに全く運動しないのはダメですよね……。明日からジョギングでもいいから始めようかな」
「じゃあ僕も運動企画やるってなった時に怪我しないようにいつもより体動かしておこっと」
企画で恥を晒さないように明日から少しずつ運動しておこう……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます