第23話
「笹本、もう大丈夫?帰ろっか‥」
「‥うん」
夢みたいな時間が終わったーー‥。
俺は先に教室を出た。
学校はもう見えない所まできたのに、まだ心臓がドキドキいっている。
ほんとは一緒に帰りたかった。
笹本が誰に何をされたのか聞きたかった。
だけど、聞いちゃいけない気がした。
今思えば、笹本を無視し続けた俺への罰だったのかな。
笹本を触った右手が震えていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます