第11話 新人類共和国【2】
突然現れた島が、独立建国宣言を行った!
世界中が驚き、真意の確認通信が飛び交った。
『我が新人類共和国は、何れの国家とも国交は行わない! 国連決議の❮超人撲滅作戦❯これに異議を唱える国で有る! 超能力保持者! こぞって我が国に亡命せよ!』
『国連決議、新人類共和国の建国は認め無い! 無人島を占拠している者達! 素直に投降するなら命の保証はする!!』
『国連の許可は不要! 我々は建国した事実を世界に発信しただけで、許可を得る目的では無い!』
アメリカが主になり小笠原諸島の違法占拠と言って来た。
『そう言う事実無根の無法な発言は無視する』
次はアメリカ領マリアナ諸島を不法占拠と言って来た。
『マリアナ諸島に所属しない島と知って居ながら、無法な事を言うな!』
言い成りにならない小国は放置出来ないお国柄。
『投降せず占拠を続けるなら空爆を決行する!』
『独立国に宣戦布告ととらえた! 独立国として攻撃されたら報復する』
やがてガム島から爆撃機が飛来した。
世界に向けて実況放映を行っている。
『領空侵犯のアメリカ爆撃機に告げる! 速やかに領空から立ち去れ! 無視するなら迎撃する!』
進んで来た爆撃機を迎撃した。
『宣言通り、独立国として報復攻撃! ワシントン大頭領官邸を攻撃する!』
多数打ち上げて居る制止衛星からソーラレイを発射、大頭領官邸を撃ち抜いた。
『映像をご覧の各国首脳者! 二の舞になりたい者は攻撃して来い! 我々は何れの国家とも国交を持たず、鎖国して密かに安全に暮らしたいだけで有る! 安全を脅かす物には確固たる対処を行う!』
報復の報復? アメリカは血迷ったか『人類の驚異を除く』と宣言し核ミサイルを飛ばして来た。
知識チート能力者が粋を凝らした制止衛星、迎撃ソーラレイ発射で粉砕『核ミサイル攻撃の報復する!』
ワシントンを火の海に変えた。
ここまでやって新人類共和国の実力を理解した各国は、静観に徹する事になった。
監視衛星から見て今の所各国に動きは無い。
数度の衛星破壊の試みは有ったが、全て迎撃し面倒なので成層圏存在の我が国以外の衛星を殲滅した。
攻守完璧な新人類共和国、いつまで問題国達が静観するか不明だ、完璧防衛の我が国は取り合えず平和が続いて居るが、安全な国と分かり亡命希望者が続出する中、問題国の破壊工作員が多数混じっていた。
京子の能力で、20人の工作員から水際防衛出来たが、手を変え品を変え水面下緩衝が続いて居る。
残念過ぎるのは、新人類なのに各国の首脳陣の手先になり、敵対する者が大勢出て来た事だった。
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